ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

ガラスのぐい呑み

あいかわらずモノを減らそうキャンペーン中である。しかしながら最近は少々あきらめモードである。

 使っていないモノ、無くても暮らしていけるものは、処分候補だと思ってはいるけど、でもねえ、ときめくものは残すって流派もあるじゃない?

 そもそも、私がモノを減らすには明確な目的がある。

引越のためである。

 

前回は娘の大学入学の準備と転勤が重なって地獄をみた。前々回は夫の手術と重なって地獄をみた。次回以降は、老いてゆく体力と記憶力との戦いがいよいよ苦しくなることは明白である。

 というわけで、モノを減らさなくちゃいけない。

 分かっちゃいるのよ~~。

 

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この頃、びっくりするような事まで忘れている自分にびっくりする。

 思い出は心の中だけにあればいい、というけれど、証拠の品を見て思い出すことや、手に持って愛でるのもいいと思う今日このごろ。物欲の強い私は、ある程度は形で手元におくのが正解なのではないかと思うようになった。

もちろん数は絞らなくちゃいけないけど。

 

 

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上の写真は、ささやかなる私のコレクションである。

ガラスのぐいのみ。

 

左から順に。

 

ピンクの桜は、昔、私と兄の就職が決まったときに、家族みんなで北海道旅行に行った時に購入。小樽の北一硝子のもの。

実家の両親は出不精で、遠くに家族旅行するなんて後にも先にもあれっきりである。このピンク色の発色は金によるものなのだそうだ。

 

透明に青い線。

同じく小樽の北一硝子のもの。しかし、いつ買ったのか思い出せない。そして、あのときか、あれか、と考えるうちに、実はけっこう小樽に行ってることが判明してびっくり。おそらく独身のときの趣味の団体さんで行った時だと思うが。

 

赤い縦縞。

これは江戸切り子。たしか江戸博のお土産売り場で青をひとつ買い、その後だいぶ経ってから、たしか新宿駅南口のミロードの上階で再会して、「赤も欲しい!並べたい!」と思って買ったのだと思う。実は口が少しだけ欠けているため、処分を悩んでいる。

 

青い縦縞。

同じく江戸切り子。赤バージョンと対になる。こういうコレクター体質がモノを増やすんだと思う。

 

緑の切り子。

小樽の北一硝子のもので、友人からのお土産。模様は美しいだけでなく、持つと指がしっくりきて機能的。一番の宝物である。

 

青い縦縞。

江戸博のお土産売り場というのはざっくり言い過ぎた。正確には、江戸東京博物館ミュージアムショップ、と呼ぶべきであろう。まあいいか。

2つめの青は、赤と一緒に新宿で購入。前出の青い縦縞と同じもので見分けがつかない。

 

以上6つ。

 

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ずーっと先に、(もう、いいかな)と思う日がくるかもしれないけど、それまで時間がかかりそうなので、最近はむしろ、このぐいのみに、箱を作るべきではないかと思うようになった。

6個がうまく収まるような木の箱。

木でなくてもいいけど、そのまま運べて、蓋を開けて見るたびにうっとりできそうなもの。

 

何か良い手がないだろうか。

 

 

 

 

何度も北一硝子に行ってるのに、まだ3号館の北一ホールで飲食したことがない。