ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「ジャージー・ボーイズ」

2度目を廻しながらコレ書いてるんだけど、噛めば噛むほど味が出るような映画だ・・・まったくよくできてやがる。クリント・イーストウッド監督の作品は他に「ミリオンダラーベイビー」が素晴らしいと思っているのだが、これも負けず劣らずの傑作だと思う。 昔のアメリカの話。ニュージャージー州の貧しい地区に住む若い男の子たちがそこから抜け出すには、軍隊に入るか、マフィアに入るか、有名になるか。 16才のフランキーは昼間は理容師見習いで、夜はトミーとニッキーとグループを組んでメインボーカルをやっている。トミーとニッキーは窃盗の常習犯で刑務所のスタッフはみんな顔見知り。3人でやっていたが、作曲のできる天才ボブが加入して4人になり、彼らはレコード契約を目指してニューヨークに出かける。
実話らしい、昔のコーラスグループらしい、くらいの前知識で見始めた。 地方の治安の悪い地域に住む10代の男の子たちの歩んでいく道が、どうなるのかなと思いながら観ていると・・・おや、この曲は聴いたことがあるよ?この曲も聴いたことがあるよ?? 実はもんのすごく有名なグループでした。 どうもすいません。 私は知らずに見始めてすごく良かったんだけど、知った上で見るとまた違う感慨があるのかな。グループのリーダーであるトミーとボブの軋轢や、後見人ともいえる地域の大物との関係などなど・・・。 登場人物たちが途中でカメラ目線で状況や心境を解説し始めるのが、突飛なことをやってる気がするのになぜか自然に見られるのはなぜだろう。 ああいうやつと10年同室なんて大変だなあ・・・。おまけに莫大な借金を全部肩代わりだとさ・・・。細かい生活態度って実は大事だよね・・・。 最後に出演者がみんな出てきて踊るところが大好きだ。 Amazonのリンクを貼るときに見たら、ブルーレイで2000円位なのね。 ううむ、欲しい。