「やさしい嘘と贈り物」
孤独な一人暮らしの老人ロバートは、もうじきクリスマスだというのに贈り物を送る相手もなく、クリスマスツリーの下には自分から自分に宛てたプレゼントを置いていた。そんなある日、向かいの家に引っ越してきたという魅力的な女性メアリーと出会い、またたく間に恋に落ちる・・・というストーリー。
初デートではどうふるまったらいいんだろう、と悩む彼に、
勤務先の経営者マイクは親身になって相談にのってくれる。
一方メアリーは娘に心配されながらも前向きに踏み出していく。
恋する気持ちに、年齢は関係ないんですね。
ロバートの初々しいときめきとメアリーの深い深い愛情、
周囲の人びとの優しさに泣ける映画でした。
年老いてからの恋愛は「人生最後の恋」だというけれど、
この2人にとってはまさに最後の恋なんだなと思いました。
「過去は振り返らないで。
思い悩んでも変えられないんだから。
未来だって そうよ。 どう転がるか・・・。
そんなの誰にも分からないでしょ。
だから、今を楽しむの。」
この境地に至るまでのメアリーのこれまでを思うと、
なんともいえない気持ちになりました。
好みの合う人なら絶対のオススメなのですが、
なるべく事前情報なしで見たほうがいいと思います。
そういう自分はある程度のネタバレを知っちゃった上で観て
それでも十分に堪能したのですが、
知らずに観たらもっといいだろうな~って思うんですよ。
私はこの映画で2度も3度も泣いたんだけど、
笑えるところがけっこうあるのもよかった。
経営者のマイクが実にイイです。いろんな意味で。
いい映画でした。
あと、「好みのタイプ」ってあるのかもな~、なんて。
ロバートにとってメアリーは好みのタイプど真ん中なんでしょうね。
私はあまり一目ぼれとか面食いとかよくわからない方で、
外見よりも内面重視で時間をかけて好きになった方が
失敗が少ないような気がしていたのですが、
パッと見て「好みのタイプ!」っていうのはすごくいいのかも、
なんて思えてきました。(笑)
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