「アフタースクール」
一流企業の梶山商事に勤めるサラリーマンの木村を堺雅人、
木村の親友で中学校の先生をしている神野を大泉洋、
表向きはアダルトショップ経営、裏側では危ない仕事をしている
「シマザキ」を佐々木蔵之介が演じる。
脚本・監督は「運命じゃない人」の内田けんじ。
ものすごーくザックリ言うと、
「シマザキ」が神野をつれて木村を捜す映画。
もう少しなんとか書きようがないものかとがんばって考えたんだけど、
何を書いてもネタバレにつながってしまいそうで、結局あきらめました。
精妙に仕掛けがしてあるんです。
途中までは(あれ?なんか変・・・)ってひっかかりながら、
いったい木村はどこに行ってしまってるんだろうと思いながら見ていくと、
全てに合点がいく気持ちの良い終盤に連れて行ってくれました。
いやー、すばらしい。面白かったです。
この映画大好きです。
中学校の先生と、非合法の仕事をしてきた人との
人生哲学のようなもののやりとりが
この映画のキモかなと思います。
ラストの大泉洋の
「あんたみたいな生徒どのクラスにもいるんだよ。」
って話す一連のセリフがすごく良かったです。
見終わった時点ですぐにもう1回観たくてすぐに2度目の鑑賞。
で、2度目に観るとそれがまた役者さんたちが本当にうまいなあと
よりいっそう旨さと深みが味わえて、これが実にイイんですね。
写真やエレベータ内のモニター映像、なにげないセリフにいたるまで
細かく手が込んでいて、いや~、好みの映画でした。
しかしなんですな、
どういう内容の映画なのかもう少し書きたいんだけどなぁ。
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