何も全部捨てろとは言っていないのよ
先月の終わりに父が脳梗塞で入院しまして、今のところ左半身が麻痺してます。リハビリでどこまで回復するかは不明。
幸い、言葉も会話の内容もしっかりしてるし、食事も完全に自分でできる状態です。
昨日、リハビリ専門施設に転院して、これから本格的なトレーニングが始まる予定です。
でね。
実家にベッドを入れたいのですよ。
モノの多いあの家に、ベッドを入れる空間をつくりたい。
しばらく前から実家の片付けを進めていたけど、妙にあせる気分だったのは危機を察知する能力でもあるのかうしろに教えてくれる誰かが居るのか。
そういうわけで早急になんとかしたいのだけれど、まだまだ先は長いというか進まないというか・・・。
取り出しやすい、収納場所の一等地には、頻繁に使うものを収納したいんだけど、なぜかほとんどの一等地に兄の思い出の品が大量に収納されている。3年以上一度も使われていないのに、あんなワンアクションで取り出せる場所にしまわなくてもいいのに。
玄関横の収納も全部兄のモノ。北の部屋にドーンと置かれた本棚の中も、本棚のとなりに置かれたクロゼットの中も、居間に置かれたタンスの中も、一番取り出しやすい場所の押し入れの下段も。
なにも、全部捨てろと言っているわけじゃないのよ。
せめてもう少し減らして、母には使いにくい天袋の中とか、取り出しにくい場所の押し入れなどに移動して欲しいのよ。だって使わないんだから。
まあ本音は、兄の荷物は兄の家に引き取るか処分するかしてくれるといいんだけど。(ちなみに兄家族は家を買ったばかり。同居の予定なし。)でも、そこまで鬼のようなことは言わんよ。言わないから、せめて半分にしてもらえないだろうか。
さらに。
兄のモノだけでなく、かつて同居していた祖父母のものもある。少しずつ減らしてはいるけれども、祖父母のモノ=母の思い出の品、でもあるために、これまたなかなか難しい。
おじやおばが祖父母にあげた数十年前の土産物多数はさすがにもういいだろうと処分しようとすると、これはいつ誰がどこに旅行に行った時のもので・・・、と記憶がよみがえるらしく、最終的には取っておくことに。
沢山でてきたダルマは
「あかん。今、七転び八起きの、起きあがっとるさいちゅうや。捨てんといて。」
干支の絵が入った置物は
「縁起物やで捨てたらあかん。」
あげくに、
「いざとなったら一気にやるから。」
(今がそのときだってば!)
もう少しマメに通えたらいいんだけど、以前より近くなったとはいえ、ドアからドアまで、バスと電車を乗り継いで片道2時間半~3時間かかるんだよね。
ちなみに車だと、高速がガラガラだと1時間、渋滞したら5時間(トイレ休憩含む)。
免許取らなくちゃ。
そうそう、それでも、
このあいだ一番の大物であるアップライトピアノを処分したのだ。昔私がピアノを習っていた時に弾いていたもの。高かったからなかなか踏ん切りがつかなかったみたいだけど、あれは自分たちでは動かせないから思い切ってくれて良かった。
少しずつは進んでいるのだ。
怒らないようにほめてがんばろう自分。