「アンジェラ」
フランス映画。
どうしようもないダメ男の前に、突然、金髪長身の絶世の美女が現れる。
あなたの為に何でもするわ、と言い、彼の膨大な借金を知るや体を売って稼いで彼に渡す。
借金を返済させ、自尊心を呼び起こし、「真実を話せ」と諭し、彼を導いていく。
この映画を作ったのって、
「ニキータ」や「レオン」を作ったのと同じ監督なんだって。
見終わってから知って、アクション物の方が得意なんじゃないの?って思った。
あと、女性に対して、相手の身になって考えるということの無い人なんでしょうね。
以下ネタバレあり
いちおう、売春じゃなくて、相手をトイレで暴行して始末をつけてたってアンジェラは彼に話してるけど、その相手はどこに押しこんどくんだろうな。っていうか、次々に男が消えていったら不審じゃないかい?それってやさしい嘘だよね。なんだかんだ言って、酒に逃げながらも彼女が男をトイレに連れ込むのを黙って見つつ金を受け取ってたんだし。しかもそうやって作った金から借金を払った残りは競馬で全額スッちゃうし。
優しさ、とか、内面の美しさ、って、何?
まあ悪いヤツじゃないとは思うけどさー。
愚かなだけで。
アンジェラを普通の女性として観ていると、
あー・・・ダメ男に貢ぐ女の人っているよねー、って思ったりする。
一方的に尽くし続けて自分に対して何も求めない天使のような女って、男の人の理想なんでしょうね。
青少年向けの漫画によく似た設定がちょくちょくあるなー・・・なんて思った。
アンドロイドだったり異星人だったりすることも多いようですが。
ボロクソに言ってますけど、
映画としてはそう悪くないですよ。
都合の良い展開にうっとりするのも映画の楽しみ方ですから。
「オレにもこんな天使が現れないかな~」って。
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