「ダイヤルMを廻せ」
ヒッチコック監督の作品で、ヒロインがグレース・ケリー。
お金持ちの美女と結婚した、元テニス選手の男が主人公。
妻に恋人ができて自分を愛していないことに気づいた彼は、
離婚と同時にリッチな生活を失うことを恐れて、妻の殺害を企画する。
用意周到に計画したのだが、雇った男が妻の防衛で死んでしまった。
そこで彼は今度は、自身は怪しまれないように、妻は殺人の罪で死刑になるように細工する。
妻はこのまま死刑になってしまうのか、
真実はどうやって明らかになるのか・・・・・・という推理モノ。
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題名から全然違う内容を想像してました。(^^;)
なんかもっとプロの殺し屋っぽい人が出てくるのかと思ってました。
旦那さん(主人公)がねえ、用意周到というかなんというか、
殺人を依頼する相手を何日も何日もずっと後をつけて身辺を調べ上げて、
何ヶ月も前からコツコツと依頼に使うお金を準備して、
その執念たるや、すごいなあと思いました。
でもそのくらいしないと、そう簡単に殺人なんて引き受けてもらえないんでしょうね。
引き受けざるを得なくなった男が気の毒になっちゃうかんじでした。
ハサミで刺されて死んじゃうし。
ラストは、あっ!と思わせられました。
なるほどな納得のオチでした。
グレース・ケリーは、私はここしばらく観た中では
今回のグレース・ケリーが一番好きですね。
真っ赤なドレスはあんまり似合わない。
水色のネグリジェ(?)の背中が目の保養になりました。
あと、この映画って、その国の文化によって受け取り方が違うかもしれないなあ、
なんてことも思いました。
ほら、地域によっては今でも、不義密通は斬って良し、っていう地域もあるでしょう?
それからこの映画はもともとは、3D映画として作られたのだそうな。
私は家で2Dで鑑賞したんですけど、それで十分。
推理モノなので、あまり3Dである必要を感じませんでした。
最近も3Dの映画がいっぱい作られてるけど、
目が疲れそうであんまりそそられない・・・・・・。