「NANA2」
一作目を観たからいちおう2作目も予約リストに入れとくか、
くらいの気分で、だいぶ前に入れておいたのがやってきた。
ハチとかレンとか、主要登場人物を演じる俳優さんが前作とは何人も変わっているので、
この人だれだっけ?と思いながら見た。
一番好きなのはノブかな~。
だけどナナのバンドのメンバーがみんなそれぞれに魅力的で、
そのへんを鑑賞するのがこの作品の楽しみ方なんじゃないかと思う。
華奢な銀髪の男の子、かわいいね。
タクミにはどっちかというと論理展開に親近感を感じる。
一作目の主人公はナナ。
今回の主人公はハチ。
ストーリーの根本は、少女漫画の王道ですな。
パッとしない私に、誰もがあこがれる素敵な彼が現れる。
これがまあどこぞの御曹司だったり大金持ちだったり、スターだったりするわけです。
高級車に大豪邸にスイートルーム。
わかりやすーい☆
ここのところは人気ロックバンドのメンバーとか超人気アイドルとかいう設定が定番化して、
必ず一誌に一話くらいはある(きらりんレボルーションもそうだね)んだけど、
NANAが本家本元ってとこなのかな?
まあいいんだけど、
トラネスの皆さんは、あんなに普通に街中を歩けるもんなんだろうかね。
路上で話なんかしてたら写メール撮られて、嫉妬したファンに相手の女が刺されたりしない?
なんだかんだ言いつつ、
本作品は恋愛映画の佳作だと思います。
- 出版社/メーカー: 東宝
- メディア: DVD
ハチのモノローグで、
(・・・タクミだけが、こんなどうしようもなく空っぽな私を知っている。許してくれる。)
こんな台詞があって。
なんかツボだった。
こんなに愛しているんだからこの大きな欠点を直して、
って言われ続ける交際は辛い。
いいところだけ見て美化されたところから始まるのも、
なんというか、本当の私を好きになってくれたんじゃないような気がするし。
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新宿駅前でのライブのシーンで聴く主題歌は、
一作目に比べて地味で盛り上がりに欠けるなー、
というかんじで、それほどイイとは思えないのに、
最後のエンドロールと共にじっくり聴くとまるで違う印象になった。
エンドロールの方が似合うってなんだ。
チャプターリストで戻ってエンドロールを何度も再生。
そっか、この曲はノブが、
「ちょっと泣けるくらい、すてきなメロディーが生まれそうな気がするんだ」
って言った台詞を受けてるんですね。
いい曲がかけて良かったじゃないか。
が、しかし。
原作ではどうなってるのか知らんが、
なんか数々の伏線はいくらでも奪回のチャンスがありそうな雰囲気だぞ?
どうするノブ。
そして続編はいかに。
(続編つくるのか?)