ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「ワンダフルライフ」

是枝裕和監督作品。

主演を井浦新(名義はARATA)。

同僚役に寺島進内藤剛志

ちなみに英語の題は「After Life」。

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その場所には亡くなった人たちがやってくる。

入り口で受付を済ませると、待合室で待つように言われ、

そこから順番に担当者との面接に呼ばれる。

生年月日などの確認をして、

これまでの人生で一番、印象に残った大切な思い出を

ひとつだけ選んでいただきます、

と言われる。

滞在するのは一週間。

そのうちの始めの3日間でその思い出を選び、

それをスタッフが映像でできるかぎり再現して、

最終日に試写室でみんなで見て、

思い出が鮮明によみがえった瞬間、

その人たちはそれぞれに、その思い出だけを胸に「あちら」に向かう。

その一週間のものがたり。

ちょっと意外な結末が待っていた。

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舞台になってる建物が、すごく風情があって良かったです。

古い国立大学に残る古い建物(北大の博物館とか)と

同年代と思われるような建物で、よく見ると車寄せもある。

調べてみたら、勝どきにあった水産研究所の建物なのだそうだ。

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眠れない夜に、

自分だったら何を選ぶかな・・・、

なんて考えるといいかもしれないと思いました。

幸せな思い出をひとつだけ持って、

それ以外は全て忘れられるというのは、

それは確かに天国だ、と話すシーンが印象的でした。

あと、望月さん(ARATA)のパターンも、いいよね。

普通は知りうるはずもないんだけど。

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谷啓トロンボーン吹いてます。

寺島進内藤剛志も若い。

2人並ぶと刑事モノっぽいイメージがあるけど、

違う仕事してるのがなんかおもしろい。

いっぱいいろんな人が出てくるんだけど、

21才フリーターの「伊勢谷くん」がイイ!

誰だよこれ! 

今どんな役者さんになってんの。

まさか一般人?

(死者の中には一般の人が混じってるらしい)

と思ってエンドロールをガン見したら、伊勢谷友介だった。

あと、この映画で由利徹を覚えた。

本編の他についてきたオマケが、

どこまで台本でどこからアドリブなのか何なのか、

なんかすごいなと思った。おもしろかった。