ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「カルテット! 人生のオペラハウス」

かつて著名な演奏家だった人たちばかりが入居する老人ホーム。 穏やかな余生を送る彼らは、年に一度のガラコンサートが近づいて、 選曲したり練習したりする日々を送っていた。 そこに、オペラの大スターだった元ソプラノ歌手が入居してきた。 その元ソプラノ歌手は、声楽のメンバーがかつて離婚した元妻だった・・・ ・・・というお話。 ステージに立つことをしぶる元ソプラノ歌手に対して、 「これに出なかったら、次に主役になるのは火葬場だぞ」 って言うセリフになるほどと思った。
白髪の髪型がたっぷり出てくるので、 将来の参考になりそうなところが良かった。 が、 あまりにもそのホームが特権階級的なかんじで、 手の込んだ庭園に広大な敷地に立派な建物、 美味しそうな食事に優雅な調度品、と、 ここまでリッチな雰囲気で閉鎖の危機とか言われても。 クラシック界の大御所たちは、スター特権があるんですよ、 って映画なわけじゃないよね・・・・。 ピアノとミュート付けたトランペットと男声2人の 軽やかな曲が良かった。 良い曲がいろいろ聴けるのは良かった。 でも最後のカルテットはもっとだいぶ若い人たちが歌ってるのでは。