ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「ナイト ミュージアム」

すぐに仕事を投げ出して職を転々としていた主人公は、

離れて暮らす息子の信頼を取り戻すために、

なんとしても就職する必要があった。

えり好みしていられないと就いた職は博物館の夜警。

しかし・・・・・。

博物館の展示物が夜になると動き出すのです。

動きそうな展示物が、全部。

予告編の記憶が「ジュマンジ」とごっちゃになってて、

ああ要するに展示物が動き出して大騒ぎなのね、

くらいに思っていたのですが、いやいやどうして。

あっちはシリアス、こっちはコメディ。

予想以上に中身の詰まった、よくできた映画でした。

もちろん特撮たっぷりなんですけどその特撮が、

特撮を見せるための特撮になっていないところがよくて、

ドラマの部分がちゃんとしてる。

「そうきたか!」

と言いつつすごく楽しめました。

特にジオラマの中のミニチュアの人形たちが良かったなあ。

アメリカ開拓時代のカウボーイたちと、古代ローマ帝国の兵士たちが

喧嘩しはじめるんだよねえ。双方のリーダーが良い味だしてて。

領土拡大は宿命だ!って言って、

ジオラマの中の山にトンネルを掘ろうとしてたり。

なぜいがみあうんだ、と聞いたら、

「男は戦うもんだろ」

「それしかやることがない」

とか。

甘えて妙にかわいいティラノザウルスの骨格標本とか。

起き上がったミイラに向かって、

「やあ。元気?」

って言うところとか。

何かと助けてくれるルーズベルト大統領(の蝋人形)が、

「ある者は生まれつき偉大、

 それ以外は強いられて偉大になる。」

って語るのも良かった。

ナイト ミュージアム [DVD]

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見終わっての後味も良し。

すごくオススメな楽しい映画でした。

家族みなさんでどうぞ。

どうしてこんなに私はこの映画が気に入っちゃったんだろう、

と考えてみると、たぶん、もともとのキャラを使ったパロディが好きだからかな。

そういえば「シュレック」に出てくる、おとぎ話の主人公たちのパロディも大好きだもんなあ。

コミックの「聖☆おにいさん」も大好きだしなー。

ところで、

館内で歩き回る「展示物」の中に、

金色の仏像がいたみたいなんだけど、

話をしたらどんな話をしてくれるんだろう(笑)

この映画は2が出ているらしい。

ぜったい見る。