「ゴールデンスランバー」
ものすごく面白かった!
抜群に面白かった!
久しぶりに会う学生時代の友人は、釣りに行こうと言っていたのにスーツ姿で釣り道具も持っていない。ファストフード店で買った食事を車の中で取りながら話をしていたら眠くなってしまい、目覚めると、友人が妙な話をし始める。「おまえ、オズワルドにされるぞ。」「逃げろ。」
主人公は突然、首相暗殺の犯人として追われることになる・・・・という話。
主人公の青柳役に堺雅人。
原作の小説は2008年本屋大賞・2008年山本周五郎賞をとってるそうです。
ストーリーもしっかりしてるし、役者さん達もみんなものすごくいい!
登場人物みんなが印象的でした。
呼び出した友人森田が
「な?爆弾だ。」
っていうシーン。
敵役たちの冷酷で非情な怖さが主人公の人の良さそうなのと対照的。
もうなんであんなに香川照之ってあんな嫌なかんじにできるんでしょう。
部下の永島敏行の不気味さもすごい存在感。あの人大柄なんですね。
プーさんみたいな顔して防音の耳当てまでつけてショットガンを撃ってくる。
それから、この映画で石丸 謙二郎という役者さんの名前を覚えた。
あとなんと言っても連続通り魔キルオ。
濱田岳が演じる身軽で小柄なキルオの、「びっくりした?」って言うシーン。
もうね~、テンポはいいし伏線は利いてるし、
配役はいいし、文句無し!です。
これって監督がいいのかな。
ハラハラドキドキのスリル満点のサスペンスにジャンル分けされると思うけど、
この映画の一番の芯は、過去を共有していて、自分を信じてくれる人の存在。
父親のシーンではちょっと泣きそうになりました。
もうね、絶対のオススメです。
私に何かあったとき、こんなふうに信じてくれる人はいるかなあ。
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