ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

グランドセクスタイルまとめ

このブログにはごく簡単なアクセス解析の機能がついていて、あるキーワードで検索してここにたどり着いた人が何人いる、ということが分かるようになっているんですね。

 

それで、グランドセクスタイルで検索してやってくる方がコンスタントにいらっしゃるので、続きを書こうと思います。

 

 

 

 

グランドセクスタイルが自分のホロスコープ上にできるということで浮かれていた私でしたが、実際に体験して、グランドセクスタイルを構成している天体の性質や、その星が入っている星座宮との相性、オーブの広さなどによって、全く現れ方や威力が異なるのだと感じました。考えてみれば当たり前の話ですが。

 

主要天体ばかりで構成されて、しかも星の力が強力になるルーラーの場所(牡牛座の金星など)にいる星はさすがに力が強くて、象意の現れ方もはっきりくっきりでした。

 

それに対して、構成されている星の一つが山羊座に入った経過の月だった時には、グランドセクスタイルを思わせるような空気は全く無く、一角抜けの時とまるで変わりませんでした。山羊座の月は惑星の力が非常に弱くなるからだと思います。

 

 

この、強力になる場所と弱くなる場所は、サイン(星座)とルーラー(支配星)を見ると分かります。

 

牡羊座のルーラー(支配星)は火星ですよね?つまり火星が牡羊座に入っている時は力が強い。

 

牡羊座の反対側に位置する星座は天秤座。牡羊座のルーラーである火星は天秤座に入っている時は力が弱い。

 

 

恥ずかしながら私はグランドセクスタイルを検証してみるまで支配星だの力が強いだのということを殆ど考えたことが無かったので、気付いた時は目からウロコな感じでした。占星術ソフトを立ち上げるといっぱいアスペクトの線が出てワケが分からなくなったりしますが、アスペクトが沢山あったとしても、その星が力を発揮できる場所にあるのかどうか、とか、アスペクトのタイトさ、などを冷静に見分けて優先順位をふっていけば、起こりうる事象を分析できるようになるのかなあ、などと思いました。

 

ちなみに天体の強弱についてはモダンホラリーの教科書が役に立ちました。

 

 

 

モダンホラリー占星術 ホロスコープ作成ソフト付き

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  • 作者:和泉 茉伶
  • 発売日: 2005/12/13
  • メディア: 大型本
 

 

 

 

 

役には立ったけど、モダンホラリーはできません。インスピレーションとか感性とかをだいぶ使う占いみたいですね。よく分かんないけど。

 

 

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グランドセクスタイルは構成する星が6つもあるし、グランドトラインが2つもある上に、実は180度が3組も含まれていて、どれをどう見ようかということになりますけど、私なりに検証すると、

 

1,まずそれが本当にグランドセクスタイルなのかを見る。

  小惑星の場合はよほどタイトじゃないとダメだと思う。

  星がルーラーの反対側に位置する時も、ほとんど力が無い。

  天体ではない感受点(ドラゴンヘッドやMC等)は星ではないので問題外。

 

2,オーブを見る。

  広いか狭いか、どのくらいまで許容するかはその人次第だと思う。

  私はわりと狭めにとる方だったんだけど、まだよく分からない。

 

  自分のイメージだと、可燃物に火を近づけていって、

  どのくらいの距離で着火するか・・・っていうような感じがするんだけど、

 

  もしかしたらたとえば匂いの元があるとして、

  どのくらいの距離からその匂いに気付くか、というようなイメージの方が

  ありなのかなーと思ったりもして、

 

  うーん、よく分からない。

  でもとりあえず、タイトなアスペクトや力が強い星が優先。

 

3,星の意味と、表すものを考える。

 

4,ハウスを見る。

  自分の場合は、これがけっこうモロに内容を表していた。

  星の入っている星座宮は、入っている星の状態を計るのに使い、

  どういうジャンルにかかわる出来事が起きるのかをみるのは

  ハウスなんだなと思った。

  グランドセクスタイルの場合は6つもあるけど、

  星の強弱と、トランジットで構成していく順番が最後のもの、

  (その星が入ることで六芒星が完成する星。たぶん動きが速い星になるはず)

  を優先すると良さそうな感じ。

  

 

以上、こんなかんじの見方になると思います。でもこれ、読み返してみると、複合アスペクト全般に言えそうなことばかりですね。

 

詳しい人からみると(当たり前じゃん?)ってかんじかもしれませんけど、私にとっては勉強になりました。同じくらいの知識の方の参考にしてもらえたら幸いです。

 

 

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最後に。

 

グランドセクスタイルというのは、「奇跡を呼ぶ」とか「素晴らしい幸運」だという解釈が多いようですが、「逃れられない強い運命の潮流である」とする解釈もあるようです。

 

私個人の感想では、どちらも合っていると思います。確かに合っていますが、イメージしたものとは違いました。もっとふわふわキラキラしたものを想像していましたが、トラインやグランドトラインとは違い、180度のアスペクトがもつ緊張や切迫が3つもある、というのもこのアスペクトの持つ大きな特徴だと思いました。

 

 

また、調べているうちに、実は知人がグランドセクスタイルの一角抜けであることを発見しました。つまり、その抜けている場所に星が巡ってくるたびに、しょっちゅうグランドセクスタイルが出来るわけです。

 

たしかに素晴らしい幸運が起こっているようにも見えますが、反面、私から見ると、ネイタルの天体を5つもそこに固定されて他に使えなくなってしまい、他の人生を選ぶ道を閉ざされているようにも見えます。

 

もし選べるのなら、ゆるいトラインがひとつあるくらいのホロスコープをもって生まれた方が幸せだろうな・・・と思いました。

 

 

グランドセクスタイルの形は、グランドトラインが2つ重なっている形ではありますが、それはグランドトラインの幸運が倍になるようなモノでは決して無く、むしろヨードに近いものがあるのではないか、というのが私の個人的な感想です。

 

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以上、グランドセクスタイルおわり。