ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

バレンタイン2009(後編)

日曜の夜になってから友チョコをつくりはじめた娘はなんとか順調に作業を進めて、

チョコが固まった夜遅くにコツコツとラッピングして、翌月曜日はなんとか無事に

学校に持って行くことができた。

やれやれである。

まあ私は自宅で作りたてチョコバナナが食べられたので満足なわけだが。

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さて。

月曜日の夕方(つまり昨日)、

帰宅して少し経って様子を見てからおそるおそる、

しかし何気ないふうを装って、娘に「どうだった?」と

軽い調子で聞いてみた。

すると、「ちょっと待ってね」といってカバンから出し始めると・・・

出るわ出るわ。

仲良し4人組だけじゃなかったらしい。

これはRで、

これは隣のクラスで同じ部活の*ちゃん、

これは・・・えーっと隣の班のSさん、

これは・・・・・・

と続いていき、こんなかんじに。

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手作りチョコがいっぱい。

試食の山といった雰囲気。

どれも工夫を凝らしてあってそれぞれ表情がちがって、見るだけでも楽しい。

トリュフチョコあり、型に流して固めたものあり、かわいい飾り付けをしたミニアルミカップ入りあり、チョコクッキーあり・・・・。

しかも意外にかぶってない。

お願いして私も食べさせてもらったら、

ん~~、美味しい!

味は高級チョコにぜんぜん負けてないよ。たぶん。

チョコと生クリームの混ざり方にムラがあっても全然平気。

食感に変化があって楽しいくらいだ。

一度に食べるような量じゃないので、とりあえず昨夜は2種類だけ。

夕食後の楽しみに、ちょっとずつ食べようと思う。

ええ。もちろん私も一緒に。

(お金も出してなければ手伝いもしてないけど♪)

ところで、男の子には渡したの?

と聞いたら、

「そこまで回らなかった。余らなくて。」

だそうだ。

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16日月曜日にチョコレートを渡すというのは、娘の学校のその学年に限られた

相当イレギュラーなイベントだろうと思っていたのだが、

なんとダンナまで職場からチョコを持って帰ってきた。

しかも13日に持って帰ったやつよりも、ちょっとだけオシャレな感じ。

義理なら14日より後でも問題ないってことなんだろうか?

いずれにせよ、

どうもバレンタインデーというのは私のイメージするものとは

かなり違うイベントへと姿を変えつつあるらしい。

今回、娘が用意するのにかけたお金はラッピング含めて総額700円くらいだそうだ。

作った子の普段の話やキャラを思い浮かべながら食べるチョコは、

美味しくて楽しくて、費用対効果はバツグンだった。

しかし、危ういイベントであることも確か。

中学生女子という人間関係に難しい心身共に不安定な集団で、

こういう好意を形にして目に見えるようにするのってなんか怖いような気がするし、

正直言って、自分の時には友チョコなんてものがなくて良かったとさえ思う。

ついでに言うと、

チョコレートって食べ過ぎると精神的に不安定になる(だから媚薬なんだけど)から、

あの年頃の子たちにたくさん食べる機会があるのは健康面からみてどうかと思ったり。

まあ、とにかく。

食べ過ぎは良くないので、

今日も食べるのを手伝ってあげようと思う。

以上。