ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「天才スピヴェット」

ものすごくざっくり言うと、 10才の少年が家出してアメリカ大陸を大横断する話。

 

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スピヴェットはモンタナの田舎町で家族と住んでいる。 ライフスタイルも行動もカウボーイな父親と、 昆虫の研究に没頭する変わり者の母親と、 都会とテレビの中の世界に憧れる姉と。 去年までは二卵性双生児の弟がいた。

スピヴェットは物理好きで研究を重ねていて、ある日、 権威ある賞を受賞したという知らせと、 授賞式でのスピーチを求める電話がかかってきた。 授賞式は遠く離れたワシントンDC。 弟の死からぎくしゃくする家族と閉塞した状況から逃れるように 彼は家出をして授賞式を目指して貨物列車に密航する。 ・・・・という映画。

 

汽車(アメリカの貨物列車ってめちゃくちゃ長いのね)が 雄大な自然の中を走っていく映像がすばらしく美しいです。 少年は可愛いし、お父さんはかっこいいし。 眼福です。音楽も好きだ。 何を持って行くか荷造りするところもいい。

 

 

父親も姉も学校の教師も、彼の研究を理解することも 興味を持つこともなく、母親は自分の研究に没頭している。

家出して危険な旅をするのは、まったく勧められない行動だけど、 じゃあどうすれば良かったのかと考えると、 うーん、他に道がないかもしれないな、と思ってしまう。 理解者は皆無なのだから。

 

賞を取ってテレビに出るってすごいことなのね。 インタビューにお母さんを連れてきたTV番組スタッフグッジョブ。 ハッピーエンドで良かった。 あと、 演じてる役者さんは10才よりもっと若いというか 幼いかんじがするけど本当は何才なんだろう?