ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「インビクタス / 負けざる者たち」

かつて南アフリカアパルトヘイトという人種隔離政策がとられており、 ネルソン・マンデラ政治犯として27年間も収監されていた。 大統領に就任し、国内の融和に奮闘する彼は、 折しも開かれるラグビーのW杯において、 低迷中の代表チームを勝利させるべく力をそそぐ。 そんなかんじの映画。 実話。

代表チームの元々の支持層が白人で、ユニフォームやチームカラーそのものが 黒人たちにとっては嫌な思い出に結びつく、という難しい局面から、 チーム名もユニフォームも変えようと言う黒人層に対して、 白人から大切にしているモノを奪ってはいけないと諭し、 そのチームのままで黒人居住区の子供たちにラグビー教室を開いて回るように手を回す。 なるほどなあと思いました。

インビクタス / 負けざる者たち [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD
 

スポーツの国際大会というのは、いつもナショナリズム国威発揚と切り離せないけど、 この映画を観て、それはなぜなのか、なぜどこの国もスポーツの強化費用に力を入れるのか、 やっと理解することができました。 マンデラ大統領をモーガンフリーマン。 代表チームのキャプテンをマットデイモン。 ぴったりですよね。

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あと関係ないけど、 「君が代」って、いろんな意見があるらしいし、歴史を背負った国歌だけど、 事実上、今の日本の国歌なわけだよね。 そんで現実的に教養として知識として知っておくべきものだと思うんだけど、 現実的にいつ必要になるかというと、フツーの人たちが使いたいのは、 オリンピックやW杯だと思うんだ。 だから子供たちに教えるのもオリンピックやW杯の開催に合わせるのがいいんじゃないかね。 義務だ懲罰だと強要するのはイメージ悪くなるよ。