ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

ノーベル賞に思う。

もっと長くお休みしようと思っていたんだけど、

ブログをお休みしたからといって何か作るわけでもなく、

相変わらず非生産的な日々を送っていたので、

さくっと復活します。

映画を見たら書きたくなるし、

吐き出した方が実生活にもいいみたい。

書く。書きたいことを書く。

・・・・ものによっては非公開に下げる。

卑怯だな。

でもいいんだもーん。だってシロウトだもーん。

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ノーベル賞の受賞、めでたいですね。

いっぺんに4人。

研究成果が出てから受賞までに時間がかかって、

なぜ今?という声もあるようですが、

おそらくノーベル賞を取るためのプレゼン(?)というか、

下地づくりが実を結んだという側面もあると思います。

聞くところによると昔は、ノーベル賞なんてどこか遠い雲の上の事だから、

といった感じで、推薦状の依頼があっても日常の研究や授業の忙しさに

まぎれて、そのまま出さないで放置している先生方も多かったそうな。

日本学術振興会ストックホルムに海外連絡オフィスを設置したのが、

平成13年。

白川英樹氏の受賞くらいから情報発信の必要性が言われはじめ、

その年の野依良治氏の受賞で一気に弾みがついたらしい。

ノーベル賞ねらいのオフィスを設置して、

研究者のみなさんには推薦状が来たらちゃんと書いてねってお願いして。

いやー、結果が出て良かったですね。

こういうことがあると一時的にワッと盛り上がって、

研究者にもっとお金をって話が必ず出るけど、

まあそれ自体はいいと思うんだけど、

なんだかんだ言って結局、一部の、その時に有望視されてたり花形だったり、

すでに芽が出てるところばかりにドカッと渡すのは、

なんか違うと思うのよね。

グローバルCOEとかいって、あんなのほんの数カ所じゃん。

それももう「今が旬!」みたいなとこばかりでしょ。

新発見とか、斬新なアイデアってのは、

思いも寄らないところから出てくるからオリジナルで斬新なのであって、

みんなやってる事ばっかりやったって、・・・ねえ。

まあ沢山お金のかかる有望な研究に資金を集中するっていう意義もわからなくはないけど、

どっちかというと私は広く浅く、きちんと校費を充実させるべきだと思う。

それに、ちょっと地震が来たら建物まるごと倒壊しちゃいそうな研究施設とか

まだあるじゃんか。床にヒビが入ってたり。

まずはそういう建物を公共事業で建て直すとか(景気対策にもなって一石二鳥)

そういう地味なところからきちんとしたほうがいいと思うんだよねー。

それから・・・・科学技術にお金がつくと、なぜか教育からお金が削られてしまうのは

なんとかならないもんですか。去年だかなんだかに次官が変わって、教育系に力を入れて

くれるようになったようですが、財務省との折衝で教育系の予算は削られてしまうようですね。

文科省全体の予算が膨らんじゃうから。

科学技術はロケットを打ち上げたり受賞したり、華やかな結果が出やすいから、

総理大臣や政治家がトップダウンでプッシュしてくれるけど、

とにかく義務教育ってのは地味。

話題になるのは問題が起こった時だけだし。

科研費なんてこの10年くらいで何倍にもなってるのに、

教育分野ではいっぱい問題が言われているのに予算が増えない。

心のノートとかいうゴミになるだけの冊子を出して誤魔化しただけだ。

ええっと、

何が言いたいんだか分からなくなってきた。

要するに、だ。

基礎とか土台ってのは目に付かないけど大事だっちゅうことを言いたいのだ。