ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

志望校が決まらない

まだ娘の志望校が決まらない。

どの高校がどこにあってどのくらいの学力レベルでどんな制服で、

といった情報にばかり詳しくなって、ではどの学校を受けようかとなると

これといった決定打に欠けるみたいだ。

自分の高校受験の時は簡単だった。

偏差値で薄切りにされて自動的に決まった。

ちょうどレベルのつりあう学校が最寄り駅から下り電車にのって15分くらいの場所にあり、

兄が通っていたこともあって全く悩むことも無かった。学校見学もしなかった。

ダンナはもっと簡単だった。

悩むほど高校の数が無かった。

クラスメートに志望校を聞くとその人に似合う学校をちゃんと選んでて、

みんなしっかりしてるなあ、と感心するのだそうだ。

この辺は学区が撤廃されていて、希望すればどこの学校でも受けられる。

だけど通学時間帯は電車がすごいラッシュだし、

学校ごとの特色がはっきりしてるから、

選べる範囲が広いようでいて、条件にぴったり合うところとなるとけっこう難しい。

迷ってしまうのは、その先が決まらないからだ。

友人Aは完全にデザイン系で食べていくつもり。

誰もが才能を認めてる。

成績がわりと良いので先生たちは大学からその方向でもいいのではないかと言うけれど、

本人は家庭の経済事情もあって、高校からそっちに進んで実力を付けたいようだ。

友人Lちゃんは作文が得意で、将来は文系の大学に進学するつもり。

文系に強い進学校が志望校だ。

一番早くから志望校が決まってた。

友人Rは勉強が苦手。

しかし3年になって突然、提出物も真面目に出し始め、

授業もちゃんと聞くようになったらしい。

本人は昼間の普通科に行きたいらしい。

でもこのままじゃヤバイ。

友人Nは去年大病して入院した。

もともと自宅学習の習慣があってものすごい読書家。

3年になってから勉強の成果が点数に出始めて、

突然、定期テストや模試でとんでもない数字を出すようになった。

本人は

「あの模試、信用できないよ。偏差値67とかそんなはずないし。」

と言ったらしいが、周囲は全員、

(分かってないのはアナタだけよ)

(そろそろ自分の実力に気付いて、発言を自粛してくれたまえ)

と思ったらしい。

志望校は体力温存重視で近場の中堅進学校

うちの娘はまだ決まらない。

去年の三者面談の時には親も子も、

(そんな1年以上も先のことなんて考えられないよ。どこに住んでるかも分からないのに。)

と思ったものだが、もうそうも言っていられない時期になってきた。

部活の引退は10月だ。

まだまだ中学生活を満喫するつもりらしい。

このあいだは一日つぶして美術館巡りをしてきてた。

「だって中学生無料なんだもん。来年からはお金かかるよ。」

だって。・・・うーん。