ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

エゾジカのロース肉を入手

以前、「かもめ食堂」という映画を観た時に、
トナカイの肉を料理しておにぎりの具にして食べてみるというシーンがあった。
フィンランドでは割とメジャーな食材だという扱いだったように思う。

いったいトナカイの肉ってどんな味がするんだろう?
トナカイって、鹿だよね。
ってことは、イタリアンで鹿肉のカルパッチョなんて料理を聞いたことがあるけど、
それと同じようなものか?食べたこと無いけど。
ううむ。一度食べておけば良かった・・・。
などと思っていたのだ。

そして昨日。
ダンナが釧路に出張に行ってて、お土産はなにがいい?と聞いてくれた。
この時期の釧路というと、もしやエゾジカの肉が入手できるのではあるまいか?

「もしあったら買ってきて」
とおねがいしたら、果たして!
エゾジカのロース肉(生)300グラムを買ってきてくれました。

試しに味見するには丁度いい量だと思いました。
お店の人には、何キロ買ってく?と聞かれたらしいけど、
そんなに何キロも一般家庭で食べられないよね。
大型冷凍庫があれば別だろうけど。
ああ300グラムで良かった。

さて。
どうやって料理しよう。

見た目はかなり濃い赤で、鉄分たっぷりという風情。
真空パックに入れてくれててちょっとグロい。
家庭で料理しやすいように、適度な厚みにスライスしてくれてるので、
たぶんふつうに塩こしょうでフライパンで焼いてもいいんだろうと思う。

見た目から推測すると桜肉(馬肉)と似た味なんだろうか?
桜肉はだんぜん刺身が美味しかった。
焼くと、金属っぽい感じのクセがあった。
薫製にされた製品はふつうにおいしいから、
なんぞ調理にコツがあるんだろうか。

クセのある食材といえばニンニク+オリーブオイル+チーズが思い浮かぶ。
青臭い系の野菜は、これと組み合わせると青臭さがおいしさに変わる。
エゾジカも、これと、さらにローズマリーでも合わせてみるか?

いやいや、ラム肉(羊肉)はそれと組み合わせるよりも、
なんてったって「ベルのたれ」+もやし等の野菜、の組み合わせがダントツに美味しかった。
初めてラム肉を食べた時はあの匂いがムリだと思ったけど、
「ベルのたれ」で食べると、その匂いやクセがあるからこそおいしいのだと
すっかり印象が変わってしまった。
「ベルのたれ」も試さないわけにはいかないだろう。

さーて、どうしようかな。

昔、テレビで見たのか本で読んだのか定かでないが、
アフリカかどこかのサバンナで、
レイヨウだかインパラだかの鹿っぽい草食動物をしとめて、
焚き火でそのモモ肉を焼いて食べる、というシーンがあって、
なんかワイルドでちょっとかっこいい、と思った覚えがある。
今だと、そんな事していいんだろうか?だけど、
たぶんかなり前だから、当時はそれも有りだったんだろうな。

エゾジカ肉に塩を振ってグリルで焼いたらその味が追体験できる?

あとは・・・シチューとか、
生姜をたっぷり入れて醤油味で甘辛く炊くとか・・・?

なんにせよ、まずは素材そのものがどんな味なのか味見してみなくちゃー。

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訂正。
買ってきた量は300グラムでした。
はじめは100グラムって書いてたけど訂正しました。