シャーリーテンプルの「小公女」
シャーリー・テンプルの名前は知っているけど、
動いているシャーリーテンプルを見たことがないので視聴。
小公女のストーリーはだいたい知ってる・・・と思って見始めたところ、
おやおや? 私の知ってる小公女とは、だいぶメインテーマが違う。
てっきり、天使のように可愛らしいシャーリーテンプルちゃんが、
逆境に遭っても天使のように優しく気品を忘れず、
というような映画なのかな、と、勝手に想像して見始めたんだけど、
そういうお話では無いなあ、と思いました。
主人公のセーラは、上等な素材の上等な服を身につけてたけど、
中身はふつうの女の子でふつうに怒る。
(ただし言葉遣いはがっつり敬語を使っている様子)
もし私が小学生のときにこの映画を見ていたら、
大きなバースデーケーキやドレスにうっとりする、
あこがれの映画になっていたかもしれません。
そしてもっと真剣にお金持ちになりたいと思ったかも。
お嬢様のセーラが身につけてる服がとてもステキで、
豪華な素材でお洒落な少女服を見たいなら、
すごくオススメだと思います。
かわいい衣装がたくさん出てきます。
あと夢の中のバレエのシーンが、
白い衣装がふわふわで綺麗。
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シャーリーテンプルは、天使というよりも、
ものすごくものすごく頭の良い大人びた子役だな、
という印象を持ちました。
最近の日本の子役たちの名演技っぷりを見てしまっているので、
それを先に見ちゃうと、ね。
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後日追記。
原作の小公女に詳しい友人に話を聞いたところ、
そもそも原作の主人公は天使のようというよりは、
黒髪で緑の眼をした、凜とした子なのだそうな。
やられたらやり返すくらいのことはする、とのこと。
そして、一番違うのは「ストーリーそのもの」。
「従軍で傷を負ったお父さんを病院に探しに行って、
病院で見つけてめでたしめでたし?
それもう別の話やん。」
だそうな。
これは、原作を読まねばなりませんな。ううむ。