ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「モテキ」

主人公を森山未來、ヒロインが長澤まさみ

この映画って、先に青年向けマンガの原作があるのかな?

ヒロインと展開がすごくそんなかんじ。

いかにもモテないかんじで主人公のモノローグから始まるんだけど、

ちょっと状況を把握するために2度ほど戻って見返して確認したんだけど、

ええと、この人は今31才で、29才~30才の時にモテ期があって

4人の女の子と付き合ってたんですね?

それでモテない童貞を連呼されてもなんだか。

たぶん、都合の良い系のギャグ漫画を忠実に映画化したんだろうけど、

(これって実写でリアルに口に出しちゃうとセクハラでしょ)

(相手の意思も確認しないで強引にキスするとか強制わいせつでは)

とか浮かんでしまってどうもね。

採用面接で童貞かどうか執拗にたずねるとか見てて気分悪い。

でもたぶんこういう価値観の世界がどこかにあって、

そこに住んでる人たちがいるのでしょう。

たとえば、はあちゅう@ha_chuさんとか。

で、内容自体はあんまり好きじゃないんだけど、

森山未來の顔芸と身体能力が素晴らしいので、

そこは見て良かったなと思いました。

特に、パフュームとダンサーズと一緒に踊るシーン。

もう素晴らしいから!

長澤まさみは、海街diaryの方が好き。

まあそんなわけで、

いくら好きな役者さんが出ていようとも、

制作側が合わない映画は観ない方がいいと学びました。

これからは好きな映画の監督だけじゃなくて、

合わなかった映画の監督もきちんとチェックしたい。

残念だけど「バクマン。」は見ない方が無難だな。

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後日追記。

ヒロインが長澤まさみだったから、言動に違和感を感じたけど、

立ち居振る舞いや言葉や、初対面の男性に会うのに着ていく服など、

ぜんぶそのままで、20代の細川ふみえだったら、

すごくしっくりいくだろうな・・・、と、ふと思った。

ストーリー展開もキャラクターもそのままで、R18に指定して、

ヒロインの孤独と淋しさと、若干病んでるかもしれない気配、

(でも主人公のオトコは、そこにまるで気づかない)

そのあたりをもっと大事にデリケートに演出してくれたら、

もっといい映画になっただろうに。