クリスマス料理に
ポーランドでは伝統的に、クリスマスに鯉料理を食べると知った。そこでキリスト教国での伝統的なクリスマス料理について少し掘ってみたのだが、クリスマスに魚料理を食べるところって多いのね。
ポーランドの他にもオーストリアやドイツ、ハンガリー、ノルウェー、など。
フランスではウサギ、イギリスではローストビーフ、なんてのも出てきた。クリスマスには丸ごと一羽の鶏に詰め物をしてオーブンで、それが無理なら骨付きの鳥モモ肉で、なんていうのは、もしかして日本だけなのでは?という気さえしてくる。アメリカは七面鳥だものね。たぶんそれの日本バージョンなんだろうね。
アメリカの七面鳥にしたって、本来はサンクスギビングのご馳走だと思うので、クリスマスの伝統料理と言い切るにはちょっと由来にしても歴史の古さにしても弱い気がしてしまう。
そんなわけで、伝統だの正統派だのというなら魚料理が最も「正しい」クリスマス料理なのではないかと考える次第である。
クリスマスに魚?とお思いの方。
クリスマスというのはキリスト教。
西洋占星術では古来よりキリスト教を象徴するのは魚であり場所は魚座。自己犠牲と理想と涙の場所です。
。。。と、ここまで書いたところで少し調べてみると、西洋占星術とかいう以前に、キリスト教と魚というのは大変に関わりが深いものなのだそうな。そもそもシンボルとして初期キリスト教時代から使われており、キリスト教の絵画で食卓が描かれる場合には魚が描きこまれることが多いとか。キリスト教徒のお互いの目印として魚モチーフを使っていたとか。
ふーむ。
クリスマスの食卓に魚を乗せるわけだ。
うちはキリスト教徒じゃないが、ましてやそんなガチな信徒には今後もたぶんならないが、クリスマスには魚料理にしようかな、、、と考え始めた次第である。
ちなみに、一匹、形のままじゃなくちゃいけないのかと思ったら、切り身にしてフライにしたりスープにしたりしてるから何でもいいっぽい。ハードルは低そう。
もう、鱈の鍋でいいかな。