ちっちゃくてフサフサしてて飛ぶ
おとといの夜。
もう寝ようかという時間になって、
台所の換気扇の中から何やら音がするのに気づいた。
スズメ?
スズメが巣を作ろうと思って入り込んだのかな?
音の質感としてはそのくらいの大きさ。
しかしレンジフードフィルターにつけた不織布を外して、
網の中を懐中電灯で照らしてみると・・・・・・ネズミ?
カヤネズミっぽいようなジャンガリアンハムスターの子のような・・・。
どこかの家でハムスターを逃がした??
いずれにせよこれは捕獲せねばなるまい。
このままでは換気扇がつけられないし、
こんなところで死なれても困る。
そんなわけで夜中の大捕物である。
考えた末に、45Lゴミ袋を貼り付けて、
ゴミ袋の外側からレンジフードフィルターのメッシュ板をつまんで、
外すことにした。これなら逃げ出した何者かはゴミ袋で捕獲できる。
・・・・ということでやってみたら、
予想以上に簡単に、
板を外しきるまえに自分から出てきてくれた。
きっと、困ってたんだよね。
で、あなた誰?
大きさは5センチほど。
ハムスターに似てるけどハムスターじゃない。
皮膜がありますよ??
ちっちゃい・・・フサフサしてて可愛い・・・。
しかしこれは・・・コウモリですね。
まさかこんなに間近に、
コウモリを観察できるとは思わなかった。
(コウモリって、毒は持ってないけど菌だかウイルスだかがあるから素手で触っちゃいけないっていうよね。それに、どんなに可愛くても生きた虫を食べるのは飼えないな。)
と心の中でつぶやいていると、ダンナが、
「そのプラケースは何?」と聞いてきた。
いえそのー、ハムスターだったら飼おうかと思って
プラケースに新聞紙敷いて用意してましたけど、
飼いませんよ。飼いませんとも。
そんなわけで、ベランダで夜の空に放してやりました。
元気でね~。
飛んでいく姿はまさしくコウモリ。
もっと羽をびろーんってやったりして観察したかったなー。
でも怪我でもさせたらかわいそうだから、これで良かったんだ。