「スタンリーのお弁当箱」
いろんな悪役を見てきたけど、こういう腹の立つ悪役は初めてだ。
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たしかインド映画らしくないインド映画だということでリストに入れたんだと思う。
もうだいぶ前だから全然覚えてないけど。
スタンリーという男の子が主人公。
小学生の3年生くらいだろうか。
クラスでも人気者で友達も多く明るい彼だが、
お弁当の時間になると、さりげなく教室を抜け出して水を飲んだり
外で時間を潰して戻ってきたりしていて、
しかも顔に青あざを作って登校してくることもあって、
どうも家庭には何か事情があるみたいだ。
教師の一人がスタンリーには辛くあたる。
その教師はお弁当を持ってきておらず、
同僚からもらったり生徒のお弁当を物色してまわって
美味しそうなものを食べたりしている。
しかしスタンリーが友達からお弁当を分けてもらっていると、
人の食べ物を漁りやがって、このネズミ野郎め、などと
口を極めて罵倒するのだった。
- 出版社/メーカー: 角川書店
- メディア: DVD
いやーしまったなと思いましたよ。
つい先日、給食費を払わない家庭の子には給食を食べさせず
お弁当を持ってこさせるという報道を読んだばかり。
いったい現場でどうやるんだろう、給食の時間が始まって
オマエは列に並ぶな、食べるな、ってやるのかね、教育現場で。
督促しても払わないというのはむしろネグレクトの恐れありとして
福祉につなぐべきなんじゃないか・・・なんて思ったばかりだ。
給食費を使い込むような親がお弁当なんて作るだろうか。
コンビニで買っていくにしてもお金を渡すかどうか。
(最終的に払わなかった家は人数比が不登校っぽいけど)
見ている間ずっとそんなことばかり思い出してしまいました。
もうね。
この映画を見ると、しみじみ思います。
「日本の給食は素晴らしい!!!」
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映画に話を戻します。
いろんなお弁当箱が出てくるんですけど、
スチール製の丸形というのが一般的なんですかね。
しかもけっこう汁物が入ってる。
お弁当って、ところ変われば品変わるんですね~。
中身もいろいろ。
料理してるシーンが出てくるんだけど、
見たことの無い調理器具がいっぱいで、
もうちょっとゆっくり見たかったな。