「元ドイツ情報局員が明かす 心を見透かす技術」 メモ
読み終わったので、覚え書き。
↑ こっちが単行本のリンクなんだけど、
↓ 実物は帯が付いてるのを計算に入れたデザインなのでこっちを貼りたい。
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<行動派>
競争が大好きでせっかち。決心するのも行動を起こすのも早く、リーダー格になることが多い。
<交際派>
大切にするのは人間関係。人付き合いがよくて友情を大切にする。
「そんなにせかせかすることはないんじゃないか。人生の大事なことにもっと時間をとればいいのに」
<分析派>
数字や資料など確たる事実を重要視し、思考は論理的。未来志向。
。。。
マンションを買う場合、
行動派は他に購入希望者がいると欲しくなったりする。
交際派は隣近所や不動産屋さんがいい人たちだと良い物件だと思う。
分析派は資料を取り寄せて普通の人が目にすることのないようなデータまで調べまくる。
。。。
行動派に対しては、自信たっぷりにふるまうこと。回り道せずに大事なポイントに触れる。
交際派に対しては、十分に時間をかけること。真剣に話を聞くこと。
分析派に対しては、感傷的にならない。客観的かつ詳細なデータを提供する。
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<同一思考派>
「同じ」を好む。同じ考え方をする人が好き。同じであることに安心する。大事なのは共通点。
<変化志向派>
違いを探す。新しいものが好き。いろんなものを試したい。
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<ルーチン型>
いつも通りの順序で仕事を進めたい。朝食はいつも通りのメニューが落ち着く。
<フレックス型>
従来の方法にこだわらない。もうよく知ってることはつまらない。いつでも改善の道をさぐりたい。
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<向かうタイプ>
<逃げるタイプ>
行動を起こすときの動機は、目標に向かうためか、それともその場から立ち去るためか。
向かうタイプは目標に集中して長時間にわたって取り組むことができるが、逃げるタイプは気が散りやすい。
向かうタイプは目標に向かって一直線、逃げるタイプは危機や問題に敏感に気づく。
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いずれのタイプ分けも、どちらかがもう一方よりも優れているということではないことを肝に銘じるべし。
だいたいこんなかんじ。
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読んだ感想としては、
心を見透かすっていうよりは、相手がどんな人でどんな考え方をするのかタイプ分けして考えると、(うわー、こいつ気が合わね~)と思った時でも理解しやすくなるよ、という本だな、と。そしてそのタイプに近づくにはどうすればいいか、どう交渉すると事が運びやすいか書いてある。
自分はどのタイプかな、あの人はこの人はどのタイプかな、と思い浮かべながら読んだけど、けっこう分からないもんだよね。
私はたぶん分析派の変化志向派だな、
行動派よりは分析派の行動様式が当てはまるし、
交際派には憧れるけど自分には無理だ、
ってところまではサックリ決まったけど、
ルーチン型かフレックス型かというと・・・うーん。どっちだろう。
たぶんルーチン型?
そして向かうタイプか逃げるタイプか。
これが全然どっちだか分からないなと思いながら読んでいって、「気が散りやすい」「問題には早めに対処したい」というくだりで、(・・・逃げるタイプなのか?)と判断。
自分自身がどれに当てはまるかよりも、自分のことは棚に上げて誰かを判断する方が楽しめるかもしれない・・・(^^;)
あと、タイプ分けを読んでいて、被災地の移転問題を思い出していた。
交際派で同一思考派でルーチン型の人たちに、
どうやって安心して新しい生活に踏み出してもらうか。
その問題に限らず、3.11のターニングポイント後のいろんな人の動きや言説は、これでタイプ分けして読めそうな気がする。
それから、これって、
「幸せ」を見つけるのにいいかもしれないね。
人はそれぞれ、何が幸せなのか、人によって違うわけで、
このタイプ分けをふまえた上で日常の生き方を選択すると、
なんだか幸せ、になれるかもしれない。
たぶん誰かを幸せにするのにも役に立ちそう。
- 作者: レオ・マルティン
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