「バクダッド・カフェ」
ずーっと昔見たのに、ほとんど何にも覚えてないことに気づいて見直した。
記憶にあるのは主題歌と、いくらかのビジュアルとシチュエーションのみ。
どんなストーリーだったっけ・・・?
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アメリカの砂漠のハイウェイにある寂れたカフェ。宿泊も併設してる。
切り盛りしてるおかみさんのブレンダはイライラして怒鳴ってばかりいる。
ドイツ人のヤスミンは、夫と旅行中にハイウェイで車から降りて、
一人でそこにやってきた。うっかり夫の荷物を持ってきてしまった。
怒ってばかりのおかみさんは、こんなところに徒歩でやってきて
男物の服ばかり持っている太った白人女をうさんくさく思う。
宿泊手続きをする机は汚れて雑然としていて、
オフィスの中は不要品だらけでゴチャゴチャの物置状態。
宿泊する部屋も、椅子の上はホコリだらけ。
ヤスミンはブレンダがいない間にオフィスの大掃除をする。
勝手なことをして、と激怒するブレンダ。
しかし、それから少しずつ、いろんなことが良くなっていく・・・・・
・・・・というような映画だと思ったんだけど、
他の人は別のところにフォーカスして観るかもしれない(笑)
「掃除をしたら運気が良くなる」
「その場を浄化すると幸せがやってきた」
というのは、オカルトでも何でもなくて、こういうことなのかな。
でも以前観た時には、そのあたりは全く浮かばなくて、
ただ、乾燥して風の強いところで砂埃が大変ね、
周りに何もないところにポツンとある場所でいろんな人が出入りして、
なんとなくお話が進んでいく、くらいにしか思わなかったから、
これは今、このくらいの年になってから観るべき映画だったのだ
と思いました。今の方が断然、この映画の良さがよく分かる。
観て良かった!
掃除しよう。
あと、怒んないようにしよう。