ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「映画 クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん 」

ぎっくり腰になった父ちゃんが、道ばたで怪しいメンズエステに誘われます。色っぽい巨乳ミニスカートの姉ちゃんにつられてついていったら、眠っている間にロボットの体に変えられてしまった! どうするひろし。しかしロボットの体は疲れ知らずで大活躍。最初は抵抗感のあったみさえ(母ちゃん)もロボ父ちゃんを受け入れていく。しかし、これは陰謀によって仕掛けられたものだった・・・・というお話。 ーーーーー まったくもう、クレヨンしんちゃん恐るべし。 小ネタギャグを散りばめつつ、大人を唸らせます。 しんちゃんに残忍な罰を与えろ、と悪者に命じられて、 皿にのったピーマンが出てきたところでは笑えるのに、 しかしそのピーマンを食べるところで、うるっと来る。 いやもう完全に制作陣の手のひらの上ですよ。もう。 脚本がいいんでしょうか。 しかしながらロボとうちゃんが可哀想すぎて・・・。 だってモーレツ大人帝国の逆襲で、ひろしに これまでの記憶が一気によみがえる場面があるじゃない? このロボとうちゃんにも同じ記憶の蓄積と感情があるわけで。 ここまでシリアスになっちゃうと、 五木ひろしのモノマネをするコロッケの巨大ロボットが出てきても、 もう緩衝材にもならない。っていうか恐すぎるよねあれ。 「月に囚われた男」という映画で、 ラストで主人公が地球に向けて脱出するのですが、 もしも妻子と会ったら、と考えずにはいられませんでした。
そんなわけで、 まったくもって侮りがたし。 名作だとは思うけど、悲しすぎて何度も見ようとは思わないな。 (私なら壊れたロボ父ちゃんを押し入れの奥にしまって30年くらい保管しておくかも。そんで夫婦どちらかの介護が必要になったら治して起動させて手伝ってもらう・・・鬼畜の所行だろうか。)