ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」

海堂尊のベストセラーシリーズを映画化したもので、

チーム・バチスタの栄光」の続編です。

竹内結子の気弱な心療内科医と、

ズケズケと突き進む厚生労働省の官僚の阿部寛が、

一緒に病院内の「事件」の謎を解く映画。

今回は、「救急救命センター長が業者と癒着している」

との告発文が届いたため、その真偽と、差出人をさぐる。

救急救命センター長を、堺雅人

もう何を書いてもネタバレになりすぎちゃうので、

どうしようかなあというかんじなのですけど、

とにかく救急救命ってすごいなあ、

(いろんな意味で)、と思いました。

ヒューマンドラマとしても面白かったし、

謎解きとしても面白かったです。

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メディカルアーツの亡くなられた人は、

とてもよく気の回る、仕事のデキる人だったんですね。

サラッと描かれてるけど、惜しい人を亡くしたと思います。

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救命救急に限らず、急患が来るような大きな病院で、

関係者各位の献身的な努力で過重な無理をこなしてるなら、

何か改善の方法はないもんでしょうかね。

っていうか、厚生労働省のすごくエライ官僚なんだったら、

その病院の問題を個々にどうこうするような些末なことやってないで、

システムとしてどうやったらペイする仕組みにできるのか

そんな偉そうに人ごとみたいに評論してないで

ちゃんと考えるべきなんじゃないの?

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実は私はこう見えて、

世界は愛だけじゃ救えない、と考える人です。

この救急救命センターの経費計上や経理はどうなっているのか。

家計簿を見ればその家の生活が分かるのと同様、

細かな金の流れを見ればおかしいのは分かるはず。

こういう病院の会計監査はどうなってるんでしょう。

赤字の病院で、自前の救急ヘリを持つですって?

そりゃ無理でしょう。

維持費だけでどれだけかかるか。

やるのならスポンサーを募って、

どこかの会社の広告宣伝費で運用するか、

いつでも最優先にしてもらえるVIP会員様の制度を作って

高額の年会費を払ってもらうか・・・、

何かウルトラCを繰り出さないと。

「経済原理が全てにおいて優先されるとしたら、

日本の医療は崩壊してしまいます。」

というセリフがありましたが、

 

経済原理を否定していたら、日本の医療は崩壊する。

むしろ私はそう思います。

採算度外視はいつまでも続けられない。

長く持続していくためには、何かで赤字を埋めないと。

だから白鳥! ヘリ呼んでドヤ顔してる場合じゃないよ!

アナタが制度を変えるのよ!