ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「私をスキーにつれてって」

借りてから3週間以上も放置していた。 有名作品で、一度は見てみないと、と思って借りたにもかかわらず、 もう取り戻すことはできない憧れとか羨む気持ちとかそういうのが出てきそうで なんかちょっと怯むようなかんじがあって手が出なかったんだと思う。 でも、もういいかげん見て返却しないと。 ーーーーー バブルの始まる直前くらいの頃。 会社のスキー用品の部門に就業時間外に勝手に手伝いにいっている矢野(三上博史)は、金曜の夜は急いで仕事を終えて車のタイヤをスタッドレスに交換し、キャリアにスキー板をつけて、スキー場に急ぐ。仲間たちは先に到着してわいわい楽しんでる。 仲間たちの中で彼女無しなのは矢野だけ。だから仲間たちは矢野に紹介する女性を呼んでいたが、矢野はスキー場で出会った白いスキーウエアを着た優(原田知世)に一目惚れ。 優のほうでも、いいなとは思いつつも、仲間の連れてきた女性が恋人なのだと思ったために、矢野に電話番号を聞かれてウソの電話番号を教えてしまう。 これっきりか、と思われたが、なんと社内で再会。優は矢野の会社の役員付きの秘書だった。 誤解も解けておつきあいが始まる二人。 バレンタインには仲間たちと一緒に志賀高原へ。 しかしその日、矢野がずっと手伝っていたスキー部門の発表会が万座で行われており、深刻なトラブルに見舞われていた。連絡を受けた優は地図を見て志賀高原と万座の直線距離が2㎞であることを知り、滑走禁止のそのルートへと出発するのだった・・・・・・・・というようなストーリー。
これを今、見ておどろいたのは、たしかに白いスキーウエアを着た原田知世は可愛いけど、断然10年後20年後の方が可愛くてキレイじゃん! ということ。(笑) ブレンディの原田知世の方がいいよ! あと、けっこうイメージしてたのと違った。 私がスキーに行った頃に羨ましいなと思っていたモノ・・・たとえば四駆でスキーに行くのとか、スキー場でトランシーバーだとか、今でもいいなと思うけど、この映画の主人公たちは私がスキーしてた頃よりもずっと大人で、時間もお金もずっとスキーに使ってるのだ。大人の遊びなんだよね。 そしてメンバーがうまくできてる。仲良し3人組のオトコたちは、一人が外科医で金回りが良く、一人が自動車の整備(?)で機械をいじるのに慣れてて、もう一人がスキー用品を扱う会社にいて新作を使える。だから新しい機器を駆使して、ちょっとリッチに楽しめるわけだね。 ボーゲンでつながって滑るシーンでは、(これやりたかったんだよなー)なんて当時の気持ちまで思い出したりしたけど、なんかすごく、見て良かった。すごく面白かった。 スキーに行くワクワク感が伝わってくるステキな映画でした。 いまこういう映画作るの難しいのかな。 仲間でわいわいやってて楽しそうで(恋愛はあってもこっちがメインなところがミソ)、やってみたいこととか使ってみたいモノとか沢山出てきて、ビジュアル的にも良くって、見ててうらやましくなるようなの。・・・・難しいかもなー。最新機器の古くなるスピードに撮影のスピードが勝たなくちゃいけないもんなー。