まんまとはまった「BORN TO RUN」
まだ4分の3まできたところ。
あまりに面白いので読み終わるのが惜しくて、ちびりちびりと読み進めている。
読み始めたのは10日ほど前から。
ミニマリスト関連をネット上で漁っていると何度か出てきて、興味を持ったのがきっかけ。
書評には読みにくいという声もあるようだけど、どこが?
走る人たちが参考になる記述を求めて読むならまどろっこしいジョークかもしれないけど、アメリカの映画を文字で追うような文体は楽しく読めます。映画化したら「ハングオーバー!史上最悪の二日酔い」と似た雰囲気になるかもしれん。
でもこっちは実話。
私にとってはどっちも、ありえない世界のありえない人たちだ。
ありえないといいながら、読んでる途中で速攻で「チア」の実を発注して取り寄せてみたよ。
そんで早速、水に浸してカボス(ライムは無かった)を絞って飲んでみたよ。
うふふ、ホントに蛙の卵っぽい・・・(笑)・・・。
効果は不明だけど、これ、もしかしたら麦門冬みたいな成分が入ってたりしない?
オメガなんとかいう栄養素が含まれてるというのが売りみたいだけど、どうもそういう水分調整系の漢方薬みたいな気配をうっすら感じるんだけど。ちなみに匂いも風味も何にもない。食感がおもしろい。
あとなんとなく、「チア」って名前が覚えにくい。
どうしても「風の谷のナウシカ」の「チコの実」と混ざっちゃう。年だな。
読むと走りたくなる、という書評を読んで、まあ私には関係ないし、と思っていたが、ほんの少し分かる気がしてきた。この本に出てくる人たちは超長距離を何日も不眠不休で走るような、走るのが好きで好きで仕方ない人たちなんだけど、ここで大事なのは、「好きなだけ、走りたいだけ走る」ということだ。
毎日何キロ、とか、このレースのために調整して、とか、一般常識とか、そういうのは一切関係ない。
ただ、好きなだけ走る。
服装だってなんだっていい。
タラウマラ族は日差しをよけるケープをなびかせて走る。
この本によれば、靴は底が薄くてクッション性のあまりないものの方が良く、裸足は理想的で、タラウマラ族は古タイヤのゴムを切って革紐で足裏に密着させて(江戸時代の飛脚のわらじみたいだ)作ったサンダルで超長距離を走る。
この本に出てくる人たちは、そうやって好きなだけ好きなように走っていたら、とんでもない距離をとんでもないタイムで走るようになっちゃった人たちだ。
私は走らないけど、ランナーじゃないけど、ランナーと呼ばれるほど走れるようになることはきっとこの先もないだろうけど、でも、「好きなだけ、走りたいだけ走る」ことはできるかもしれない。あの人たちの「好きなだけ」は30㎞だったり50㎞だったり、100㎞だったり。私の「好きなだけ」は、せいぜい数メートル。でも私の方が安全で一般的だ。カラダが温まったら帰る。
あとは、サンダルだな。
別にそれで走るわけじゃないけど、軽くて歩きやすそうだ。
売ってないかな、と探したら、やたらめったら高いのばかり。
ヒラキあたりでカットした底と、ヒモを、別売りで作ってくれないかな。
底は細かいサイズ刻みで色は3種類くらい、ヒモは素材と色にバリエーションつけて。
縦は5ミリ刻み、ワイズはD~5Eまで。
・・・なんて出るはずないだろうから、とりあえずビーチサンダルで加工してみようか。