「ムトゥ 踊るマハラジャ」
この映画がヒットしたことによって、日本に入ってくるインド映画が増えたという記念碑的作品。
やっと観ました。
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ムトゥはお屋敷に使える大勢の使用人の中で、飛び抜けて存在感のある男。
知恵があって忠義心にあふれて腕も立ち、、ご主人様たちからも他の使用人たちからも一目置かれている。
ご主人様は母上様から結婚をせっつかれているが全然その気になれない。ご主人様はムトゥと出かけたお芝居の主演女優に恋をするが、トラブルから救うためにムトゥに預けたところ、長い移動の道中で主演女優とムトゥは恋に落ちる。ムトゥと女優はご主人様が女優に恋をしていると知らず、ご主人様はムトゥと女優がそういう仲だとは知らず、忠義者のムトゥはご主人様の結婚が済むまでは自分が結婚するわけにはいかないと言う。
さあ彼らの恋路はどうなるのか。
という映画。
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まー、とにかく長い!
むっちゃ長い!
あまりに長いので、前後編に分けて2日かけて観ました。
ちょうど真ん中あたりに、(ここで休憩を入れるのね)といった感じの静止画があって、ストーリー的にも区切りがつくので、元からそういう見方をするのだと思います。
でね。
ストーリーといっても、ストーリーでひっぱる映画というよりはドタバタロマンチックコメディかなあ・・・と思って観ていたところ、なんと!最後の最後で驚きの新事実が判明するという、盛り沢山な内容でございました。
もちろんダンスシーンたっぷり。
しかしこの映画の見所は、私は馬車のカーチェイスを挙げたい。
大草原を疾走するチャリオット!
いや本当はチャリオットって呼ばないと思うんだけど、一人乗り一頭立ての馬車が色とりどりに大量に疾走していくのですよ。 ヤギも混ざって走ってる!牛も混ざってる! すごいっす。
そしてエキストラの人数がすごいすごい。
「聖者」のおじいさんの過去を描くシーンの、道の両側を埋める人たち。あれ、CGとかじゃないよね?
色とりどりの衣装も、庭を歩く白いガチョウも、ニワトリもクジャクも、小さい子象も、イイカンジでした。
面白かったです。