「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」
ここまで観た2本のインド映画がいずれも大当たりだったので、さらにもう一本選んでみた。
で、これまでの2作も長かったけど、これも長い!2時間50分ある。
主人公は、パッとしない大部屋俳優。
いつかは華やかな主役になってリッチな生活をするのが夢。
気分が落ち込んだときは、映画看板に描かれた憧れのスター女優の絵に向かって話しかける。
努力と行動の甲斐あって、そのスター女優と知り合いになり、楽しい時を過ごしたのもつかの間、彼女がその映画のプロデューサーと内密に結婚していることを知る。結婚を公表すると売れないからと隠すプロデューサーに、いつまで日陰の身なの、とせまり、妊娠を告げた彼女。すると、なんとそのプロデューサーは、撮る予定だった映画のセットと共に、彼女を焼き殺してしまうのだ。その様子を見ていた彼は、必死に助けようとするのだがかなわず、自らもほぼ同時に死んでしまう。
その直後。大物俳優の夫婦に赤ちゃんが生まれる。
裕福に育ち、Ⅱ世俳優として大スターになった彼は、ある日、自分の過去世を思い出す。
・・・・・・といったかんじのお話。
まだまだ話の途中で、主人公が死んでしまってびっくり!
そんで、生まれ変わるの早っ!!!
速攻で生まれ変わったから、30才になったところで、まだまだ関係者が全員、存命中なわけです。そして思い出し始めると、まあ記憶が鮮明なことといったら。母親や友人と交わした会話から部屋の装飾までなんでも覚えてる。
でね、面白かったんだけど、ヒロインも美人さんだし、いいんだけど、ちょっと長い。ダンスシーンが長すぎる。ダンスシーンも素晴らしいんだけど、どんどんカットして2時間にまとめても良かったんじゃないかなあ。
てっきり女優さんの方も生まれ変わって出てくるのかと思ったら、生まれ変わったのは主人公の方だけだったんですね。女優さんの方が生まれ変わるのを待ってから後を追って生まれてきて今度こそゲットするぜ、という方向には行かなかったんだなー、なんて観ながら思いました。