「ドクター・ノオ」
007シリーズの第1作目。
ジャマイカの拠点との連絡が取れなくなり、駐在員が行方不明になったため、
007のコードネームを持つジェームズ・ボンドが派遣された。
駐在員が直前に探っていたのは、アメリカの月面ロケットに対する妨害電波の出所について。
CIAの協力を得て調べていくと、どうやらジャマイカの離島のひとつに秘密があるらしい。
そこでは高濃度の放射性物質が産出されて中国人の運営する謎の施設があり、地元の漁師たちは誰も近づけない場所になっていた。ジェームズ・ボンドはその謎をさぐるべく、その島へと潜入する・・・・という映画。
1作目というほか、ほとんどなんの知識もなく観た。
007シリーズなんだからもっと派手な秘密兵器とか出てくるのかな、と思っていたら、1作目はそういうの無いんですね。
で、美女は出てくるんだけど、うーん、まあね。
ガタイがいいわりにはお飾り的で、ちょっともったいないかんじ。
あと別の人だけど、中国っぽくするためにチャイナドレスを着せてみたり、室内の内装に竹を使ってみたりしてるけど、女優さんの顔立ちがぜんぜんチャイニーズじゃないのがなんとも残念。
この映画を今鑑賞するとして、一番のみどころは、自動車と家具じゃなかろうか。
出てくる自動車がどれも上等なクラシックカーばかりです。
クラシックな車でカーチェイスして、爆発炎上させちゃうので「うわーっ、もったいない~!」って言いたくなりました。
あと、素敵な椅子が沢山見られるのがいいね。
まあそんなわけで、ちょっとディズニーランドのアトラクションっぽい印象を持ってしまったんだけど、もうあと何作か観てみようと思ってる。
ーーーーーーー
ちょっと関係ない話。
放射線値を測る機械をボートに当てていて、時計の文字盤が反応すると言って腕時計を外す場面があるのですが、そういえばこの頃の夜光塗料には放射性物質が使われてたんですよね。小さい頃に、夜光が面白くて手にとって見ていたら、父親に、子供は近くで見ちゃいけないんだと言われました。大人になってから、最近の夜光塗料は安全だから大丈夫だと知り、今では子供用のシールなんかも作られてますよね。技術の進歩ってすごいです。
ドクター・ノオ(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD