ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「画家と庭師とカンパーニュ」

大好きです。この映画。

予想以上の当たりでした。

こういう出会いがあるから映画を観るのはやめられない。

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舞台はフランスの田舎。

画家は子供の頃に住んでいたその地にパリから移ってきて、

庭に菜園を作って管理してくれる庭師を募集したところ、

やってきた庭師は、小学校時代の友達だった。

庭道具を買いに行きながら、

菜園を作る合間に、様々な話をする2人。

これまでどんな仕事をしてきたのか、

どんな人生だったか、

妻とどんな時間をすごしているか、

独立した子供の、仕事や結婚のこと。

映画が進むと共に、

雑草の生い茂る場所が菜園になり、

植えられた野菜が育っていき、

二人の人生も進んでいく。

・・・・・・そんな映画。

おじさん2人の友情を描いたお話だと思います。

画家のスランプと再生のお話かもしれません。

とにかくまずは庭の映像が美しかったです。

各種の野菜が少しずつ植えられた菜園には

うっとりしてしまいました。

ああいう菜園こそまさに私の夢と憧れです。

それはそれは可愛らしくて美味しそうで楽しそうで。

書き出しているうちに、

最高の人生の見つけ方」に少し似ているかも?と、ふと思いました。

全然雰囲気の違う、内容も違う映画なんですけどね。

ところで、画家が、画家としてのものの見方を語るシーンで、

どんぶりみたいなものから何かを飲んでるんですが、

あれがカフェオレボウルってやつなんでしょうか。

朝のシーンだし。

カフェオレボウルって、あんなにでっかいの?

それから、

小学校時代に一緒に悪ふざけしてた2人は、

一人は進学して美大に行き画家になり、

もう一人はすぐに就職して国鉄の保守作業員になる。

労働者階級だから俺はどっちにしろ中学までだ、

ってさくっと話してたけど、

フランスってそんな子供のうちに将来が決まるんですね。

庭師のスクーターを追っかけて走る犬、

画家の弾くピアノ。

何度も見直したくなって、

安かったらDVD 買っちゃおうかと思ったら、けっこう高かった。

ううむ。

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追記。

カフェオレボウルについて調べてみた。

古いやつは一回り大きいんだそうだ。