ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

娘の話が分からない

年頃の娘の話の内容が分からないという話は良くあることだろう。

それはおそらく、娘が親の知らない自分の世界を持ち始めたということなのだと思う。

Σ(゚д゚lll) ←このビックリの部分は数式で使う××なんだよ、とか、

このあいだのロケット打ち上げのロケットの名前がイプシロンって言ったけど、

イプシロンって「ε」なんだよ~、これって顔文字のパーツにしか見えないよね~、

・・・なんていうあたりまでは、なんとか理解した。

しかし、

「今日後ろの席の男子たちが3次元を微分すれば2次元の嫁のところに行けるって言ってた」、

あたりになると、どこをどう分かってないのかさえ分からない。

そして食卓で突然、ブツブツと何かをつぶやいていることもある。

テトラ#$%&××は、ナントカの化合物でナントカカントカを生じナントカの・・・・・・

現在、娘は17才高校三年、受験生の10月である。

世の理系受験生というのはみんなこういうものなのだろうか。

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娘のケータイである。

ついつい開いてしまうからと、いろいろ工夫しているようだ。

たまにトイレに置いてある。

スマホにしたい気持ちがあるようだが、

スマホなんかにしたら受験がオワルので替えないらしい。

解約してしまう人もいるらしいが、いろんな災害のあるこのご時世に

そこまでする気はないそうだ。

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ちなみに私は数Ⅰさえろくにできなくて私立文系に行った。

彼女の数学のノートはテキスタイルの模様にしか見えない。

細かな唐草模様にも似たそれをコピーして壁紙にしたら綺麗だろうと思う。

娘から数学の問題を見せられるたび、

化学の説明を聞くたび、

乳幼児からよくここまでこんなに育つものだと感心する。

人体の不思議である。

夏前の模試の第一希望校はD判定だった。

なかなか難しいけれども、

納得のいく進学ができるといいんだけど。