ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

2012年の初夢

気の早い話だが、2013年の初夢が楽しみだ。

2012年の初夢、つまり今年の年初に見た初夢はすごかった。

あまりにインパクトがあったのでよく覚えているが、

不吉に思う人もいるかと思い、ここに書くのはやめていた。

もうそろそろいいだろう。

一昨年から断続的に、火の出てくる夢をみていた。

始めは遠くの火事だったり()、小さな火を慌てず騒がず消火するような

そんなかんじの火だったものが、見るたびに、回を重ねるごとに、

だんだん火が大きくなるのだ。

なぜかコンクリートむき出しの縦に細長い家の最上階に台所があって

すごい火力の中華料理の厨房風のガスコンロがあって

猛烈な勢いで火柱があがっていたり、

どこかの観光地(どこかで見たような場所だけど目覚めると分からない)で

あちこちで火事になっていて、迷いながら逃げる夢だったり。

いったいこれはなんなんだ、などと思っていたら、

最大級の火の夢がやってきた。

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その建物は鉄筋コンクリート造りの大きな建物で、

1階は床面積が小さくて、2階部分が屋根になったテラスのように

なっていて(ピロティと呼ぶのか?)、車を駐めたりできる。

外とは素通しだが構造的な柱が立っていて、建物の前は細い道路。

周囲は大きな建物が立ち並ぶ街の中だ。

私は1階のピロティの壁際にいる。

コンクリートの壁と床にへばりつくように小さく丸まって、

他の人たちと一緒に、猛火に耐えている。

柱の外は猛烈な一面の火の海。

外に近い場所には逃げ遅れた人の遺体とおぼしき

黒い塊があるけれどもなすすべもない。

私たちはウールの毛布を広げて

可能な限り身を寄せ合ってその陰に隠れている。

どのくらい経っただろうか。

火がおさまったようなので道路の方に出てみる。

(生き残った・・・)と思いながら周囲を見渡す。

この建物だけでなく、広い範囲で燃えていたようだ。

振り仰ぐと、片面に煤のついた高いビルと空が見えた。

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これが2012年の初夢。

これを最後に、ぱったりと火の夢を見なくなった。

夢占いというジャンルがある。

丸ごと信じるわけではないが、少しは気になる。

おまけに今年の私のプログレスの太陽のサビアンシンボルは

「火山の爆発」、さらに四柱推命の年運は空亡である。

そこにあのインパクト満点の初夢。

今年は、なんとか無事に終わってほしいと

自重に自重を重ねてきたつもりだ。

2012年も今日で終わり。

今年がだいたい無事に終わりそうで良かった。