「メン・イン・ブラック3」
待ってました!
メン・イン・ブラックの3作目です!!
シリーズ3作目となるとパワーダウンしちゃったり既視感がでちゃったり、と
シリーズ物であるがゆえの難しさもあると思うのですが、
いやー、(今回はこう来たか)と言わせるおもしろさでした。
トミー・リー・ジョーンズの体力さえいけるなら、このシリーズは
いくらでもいけるんじゃないかと思ってしまいます。
今回は、脱獄した凶悪宇宙人を追って過去へタイムスリップする話。
かつてK(トミー・リー・ジョーンズ)が逮捕した凶悪犯が月の監獄から脱獄し、
タイムマシンを手に入れて過去のKを殺しに行った。
Kが殺されてしまうと、Kが設置するはずの地球防衛システムが機能しないため、
凶悪犯の母星ボグロダイトに地球が乗っ取られてしまう。
JはKと地球を救うためにタイムマシンで40年前に向かう・・・・・・という話。
地球外生物(なんでネバネバしてるんだろう)の造形といい、
ピカピカの武器や斬新な乗り物も、MIBシリーズの世界観は健在です。
ちなみに今回は宇宙から輸入した「食材」が出てくるんだけど、
「食材」と宇宙人の区切りってのはどこに置くんでしょうね?
蒸し器に入っていた「食材」は可愛らしすぎます・・・。
しかし、
今回は泣かされた。
若い頃のKは表情豊かで、口数も多いんです。
いったい彼に何があったのか。
後半に入って、重要なカギをにぎる人物として
息をするように継続的にずっと近未来が視える人が登場するんですが、
誰かにさわると、その人にも自分が視えてるのと同じビジョンを
共有することができるんですね。
タロット占いなどの近未来をみるタイプの占いや、ある種のチャネリングなどは、
いくつもある未来のうちのひとつを見せるけれども、
ちょっとしたことで別の未来になるかもしれない場合は結果も不安定だったり、
質問によっては時間をおいても同じ答え=他の選択肢がないということだったり、
そういう考え方をこんなメジャーな映画の中で表現されていて、
おもしろいなあと思いました。
ハラハラドキドキが好きな人も、
ヒューマンドラマが好きな人にもオススメだと思います。
4作目も楽しみだ♪
(作るよね?)