「フィッシュストーリー」
[原作]伊坂幸太郎×[監督]中村義洋×[音楽プロデュース]斉藤和義、
という宣伝に惹かれて借りてみた。
時は2012年、巨大な彗星が地球に衝突しそうになっている。
アメリカは彗星に核爆弾を仕込むところまでは成功したが、
そこで計画は頓挫しており、もう衝突は不可避である。
巨大な津波が押し寄せるという予測のもと人々は山の上に避難しているが、
一軒のレコード店は普段通りに営業していた。
そこでかけられていた曲は「フィッシュストーリー」。
その曲の間奏部分には一分間の無音部分があって・・・
・・・・・・というところから始まる映画。
レコード店の店長と客2人の進行中の現在、
「フィッシュストーリー」を録音したバンドの物語、(かなり過去)
その曲をカーステレオで聴いた男の物語、(だいぶ過去)
シージャックに居合わせてしまった女子高生と、
その船でパティシエとして働く「正義の味方」の物語、(ちょっと過去)
一見、まったく関係のない、年代も異なる物語が、
映画が終わる頃には少ーしずつ関連のある物語だと分かります。
でね。
映画全体としてはそんなに好きじゃないくせに、
すごく魅力的なシーンがいくつもあって、
ちょっとオススメしたいかんじです。
シージャック犯たちと戦う「正義の味方」(森山未來)の立ち回り。
撃たれちゃうまでのところが、
切れ味が良くてむっちゃカッコイイ!
バンドの演奏シーンがイイカンジ。
特にベースを演奏する伊藤淳史が。
(いつもとは全然雰囲気違うんだよ)
ベーシストの彼女が「おっさん黙ってろ!」って言うシーン。
この映画で江口のりこっていう女優さんを覚えました。
濃いめのお化粧が映えて綺麗でした。
ラストの多部未華子がめちゃめちゃ可愛い!
ちょっと変わった衣装着せられてるんだけど、
マスコットにして手元に置きたいくらい猛烈に可愛い!!
観て良かったです(笑)
ちなみに私、なにかお魚が出てくる映画かと思ってました。
出てきません。
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- メディア: DVD