ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「スカイハイ 1話2話」

実は釈由美子が好きだ。

「英語でしゃべらないと」っていう番組を以前見ていて、

そこに出ていた釈由美子がとっても魅力的だったのだ。

さいしょはただきれいなグラビアアイドルさん位に思っていたんだけど、

オーストラリアだかどこだかの演劇学校に体験入校の企画があって

そこでの度胸と、柔らかさを失わない雰囲気にすっかり魅せられてしまったのだ。

それ以来、追っかけるというほどのファンではないけれど、

たまーにテレビ等で見かけると(おっ!)と思ってうれしくなってしまう。

釈由美子の代表作というとこのドラマシリーズになるらしい。

そんなわけでずっと、一度は見てみなくちゃと思っていたんだけど、

ホラーとかスプラッタとか怪奇モノとか、そういうのは全部ダメなのよ。

だって怖いじゃん。

なので、ずーっとどうしようかなと迷っていたわけよ。

迷ってたんだけど、とあるレビューで「たいして怖くない」って書いてあって、

それを読んで、じゃあ見てみようかなと思ったわけです。

怖すぎたら途中で止めて、そのまま返却しようと思ってDVDを借りてみました。

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不慮の死や殺人で亡くなった人が、あの世にやってくる。

「恨みの門」という門があって、そこに門番のイズコ(釈由美子)がいて、

「ようこそ恨みの門へ」といって迎えてくれる。

ここはどこ?

なんで私はこんなところに?

亡くなった人がとまどっていると、

なぜ亡くなったのか生前の記憶をたどらせたり、

現世の様子を見に行かせたりしてくれる。

そして、この後どうするか選択をせまる。

1.すべてを受け入れて天国へ行き、生まれ変わりを待つ。

2.現世をさまよい続ける。

3.許せない相手を一人だけ呪い殺すことができる。

  ただし、その後は地獄へ行き、永遠に苦しみ続ける。

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1話目の人は、妊娠中の女性。

自分がなぜ死んだのかまったく思い出せないし、

恨みも持っていないと言う。

その過去をたどってみると・・・

・・・さえないOL時代、友人の紹介ですごくステキな社内の男性と出会って、

そのまま交際を経て結婚、妊娠。その頃から謎のいやがらせが続く。

そして・・・・・友人から、実はずっとその男性のことが好きだった、

嫌がらせは自分のしたことだと聞かされ、殺されてしまったのだった。

現世では、その友人が男性のところに通い詰めて、結婚。

そこまで見せられた女性は、呪い殺すことを決める。

・・・・・・というお話なんですけどね。

思い出せないなら下手に思い出させずに、

そのまま幸せに成仏させてやれよと思うのは

私だけでしょうか。

だってずうーっと地獄で苦しみ続けるって苦しいじゃん?

知らぬが仏っていう言葉もあるんだし。

イズコは、あなたの鈍感さが招いた結果だって言うけど、

どう考えたって、そりゃ嫌がらせしたり殺人した友人が悪いでしょ。

だってつきあってたわけでも何でもないんだもん。

モノにできなかったアナタが悪いんでしょ-、と画面に言いたくなりました。

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2話目の人は、若い女性。

同じくなぜ自分が死んだのか思い出せない。

(これは毎回そうなのかも。)

とても受動的な人で、3つの選択肢があると言われても

自分じゃ決められないからあなたが決めてくれない?

などと言い、とにかく彼氏に会いたい、一人は嫌だと繰り返す。

ひどい虐待を受けた傷と、車のトランクに遺棄されていたという

状況から、見ていて(DVな彼氏なのかな?)と思っていたら

そうじゃなくて、彼の友人たちに酷いことをされて殺されたのだった。

選べない、なんかもう眠い、といって門の横のあたりで寝ていたら、

なんとその彼氏が殺されてやってきた。ラッキー!(?)

彼女は、恨んでないから一緒に天国に行って一緒に生まれ変わって

やりなおそう、と言うんだけど、彼氏の方は、

彼女を殺したやつらが許せないから呪い殺すことを選択する。

彼女は彼氏と一緒に復讐を果たし、幸せそうに手をつないで

地獄への門をくぐるのだった・・・・・という話。

こういう女の子ってどっかに居そうな気がする。

そんでもって西野カナあたりを聴いていそうな気がする。

心霊現象より怪奇現象よりも、この犯人たちの犯罪の方が怖いっす。

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いやあ予想してたよりも面白かったっす。

2話目の刑事さんがいい味だしてたりして、

けっこう良かったです。

1話目の妊婦の夫は堺雅人で期待したんだけど、

もっと悲しそうに見える人でもよかったかな。

そんなわけで、3話目以降も見てみようと思うんだけど・・・

・・・お盆の時期はやめた方がいいかな・・・。