ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

映画館で2本立てで観た映画

「アナタが名画座の館主だったら」どんな2本立てを上映するのか、 という素敵な問いかけに、昔映画館で見た2本立てを思い出していた。 そういえば「ニキータ」と「ミザリー」の2本立てなんてうっかり見に行っちゃって、 一本目の「ニキータ」の浴槽のシーンで廊下に退出したっけ。 しまったなあ、と思いつつ、料金がもったいないからと2本目の「ミザリー」を見に戻った。 いやー、怖かった。 ものすごく怖かった。 でも「ミザリー」を観たのは後悔してない。 「ニキータ」はその後、家の小さい画面で見直した。 どちらも素晴らしい映画だが、映画館で一人で2本立てで観るのは恐怖感倍増だ。 もしかしたら「ミザリー」は今くらいの季節に観ると、暑さが吹き飛んでいいかもしれない。
ーーーーーーーー それから「太陽の帝国」と「グッドモーニング・ベトナム」の2本立て。 「太陽の帝国」はスピルバーグ監督で、太平洋戦争時の上海で 一人はぐれた少年が厳しい情勢の中を生き抜いていく映画。 「グッドモーニング、ベトナム」はロビンウィリアムズ主演で、 ベトナム戦争時の兵士向けラジオのDJの話。 どちらも戦争の映画ではあるが、戦闘シーンや残虐なシーンは出てこない。 (覚えてないだけかもしれないけど) どちらも良い映画だと思うが、 一本目に観た「太陽の帝国」が強烈に印象に残りすぎて、 2本目の「グッドモーニング、ベトナム」があまり思い出せない。 もしかしたら私がロビンウィリアムズの善人ぶりがあまり好きじゃないからかもしれない。 「太陽の帝国」良かったなあ。 少年のなんとしても生き抜くという精神的なタフさに感銘を受けて、 その後何度も思い出したものだ。 たぶん私はああいう状況になったら真っ先に死んでしまうので、少しは見習わないと。 観たのは新橋のガード下にある映画館で、静かなシーンになると電車の通る音が聞こえるのだけれど、モノが戦争映画なだけに少し混ざる轟音が妙にマッチしていて、わるくないなと思った。
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ーーーーーーーーーー それから、「人生は長く静かな河」と、もう一本、小さい映画の2本立て。 これが両方ともすごく好みでもう一度観たいと思っているのに、片方の題名が分からない。 場所は飯田橋ギンレイホールだったと思う。 「人生は長く静かな河」は、大金持ちの家で育った子供と貧民街で育った子供が 実は赤ん坊の時に取り違えられていたことが分かり、少年は大金持ちの家に 引き取られていくのだが、しかし・・・・・・という話。フランス映画。 引き取られた家から銀器を盗み出して「家族」の元に持って行くシーンが 妙に印象に残っている。 そして問題のもう一本が、なんて題名だか分からないんだな。 こんな内容だったと思うけど、なにせ昔のことなので自信がない。 ある小さな港町にある男がやってくる。 初めて来た町なのだが、旧知のように声をかけられる。 どうやら人違いをされているらしい。 そしてある大家族から歓待を受けてどうやらその家の叔父さんと間違われていることに気付く。 その叔父というのは世界旅行に出ていて、その家族に荒唐無稽な冒険の手紙を送ってきており、家族はとても叔父を尊敬して手紙を楽しみにしている。 (ここからうろ覚え。)その叔父と連絡を取ろうとした男は、その叔父が亡くなっていることを知り(ちがうかも?)、その家族の希望を消さないためにその叔父のふりをしようと決心したところで、心臓発作で急死してしまう。 花に埋もれて棺に横たわる男、その横の大テーブルに家族は揃って着席し、期待に満ちたまなざしで伝説の叔父が生き返るのを待っている。町の鐘の音が聞こえている。(終わり) という話。 たぶんヨーロッパの映画。 すごーくすごーく気に入って、その後こんな感じの映画が観たいと思って ヨーロッパの小さめの映画を好んでみるきっかけになった作品なのだが、 題名が分からない。 どなたかご存じないですか。 もしやこれでは?という心当たりの有る方は、ぜひコメント欄にご一報を。