「崖の上のポニョ」
宮崎駿のアニメーション作品。
人魚姫みたいな話、って聞いてた気がするんだけど、
それより八百屋お七みたいな話って言った方が近いんじゃないかと・・・。
オープニングのクラゲのいっぱいいる光景がとても綺麗で、
さすがは宮崎駿作品だなあと思いました。
おお~、と思うくらい美しい画面がたくさんあるので、
それを目当てに鑑賞するのがいいと思います。
あと、ソウスケ(主人公の男の子)と船乗りのお父さんが
光のモールス信号で会話するシーンが魅力的だった。
ところで、どうしてこんなに声優さんについては無頓着なんでしょう。
日本には数々のアニメーションで鍛えられたプロフェッショナルな声優さんが大勢いらっしゃるのに、なぜその人たちに依頼しないんでしょう。吹き込んだ俳優さんたちには申し訳ないけど、正直に言って、(何で?制作した人たちは本当にこれでOKだと思ったの??)って思いました。台無しだと思う役さえある。
あと、岩場でガラスを割ったり海でとってきたお魚をいきなり水道水に入れちゃったりするのはまだ目をつぶるとしても、水位が上がった町は、いろいろ想像しちゃって楽しく鑑賞できないです。
海は楽しいし懐かしいけど、波の引っ張り込む力はマジ怖いです。
たぶん、海岸線と山が近くて岩場のある海辺の町に住む人たちは、
この映画を笑って観られないと思う。
たぶん、宮崎駿は海を知らないんじゃなかろうか。
テレビのニュースで見る台風と、
写真集やビデオで見た海の中と、
ちょっと旅行に行った田舎の港町。
そんなカンジがする。
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追記が長くなるので、次回に続く。