「ダ・ヴィンチ・コード」
少し前にすごく話題になった映画で、ロケ地をめぐるツアーが組まれたりしたらしい。
キリスト教を題材に使った、カーアクション有りの謎解きサスペンス映画です。
この中で語られる虚実入り交じったキリスト教の解釈について、
どっかのキリスト教のエライ人から文句が出たりしたみたい。
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面白かった!
けど、原作を読んでいたから楽しめた面もあるかも。
だってー、画面が暗すぎてわけわかんない場面が多かったんだもんー。
原作はけっこうページ数があって(私は文庫で読んだけど)、
それを短く映画にするんだからどうしたってムリがあるよね。
まあでもハリーポッターほどは端折ってないかな。
最初の方であまりに怖くて痛そうで挫折しそうになったけど、
我慢して観てよかった。
(背景をもっとしっかり映してくれたらもっと良かったのにな。)
最後でなんだかジーンとしたけどあれは音楽が盛り上げてくれたのかな。
あと、本では弟って訳してあったけど、こっちでは兄になってるね。
すごく短くしたにもかかわらず、シラスをしっかり描いてくれたのが良かった。
(追記:シラスってのはおじいちゃん他、秘密の守人を次々に殺していく実行犯の名前)
信仰の篤さ、司教への気持ち、哀しさ・・・。
狂信的とも思える行動のすべての源が「あの方を失望させたくない」であること。
「ダ・ヴィンチ・コード」が映像化される興味だけで見始めたんだけど、
心に残ったのはシラスかなー。
人をだますとか、利用するとか。それがどれ程に罪深いものなのか。
こういうことなのか、と教えられた気がする。
そうそう。
劇中のセリフなんだけど、
「人は何を守るかによって、どんな人か決まる」
だそうな。
うーん。言われてみるとなるほど。
そうかもしれん。
誰かの精神的支柱であると自覚したら、
自分は信頼に足る人なのかどうか、と
絶えず自分に問い続けなければいけないんだろう。
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朝っぱらからこんな映画観て・・・という気もしないでもないけど、
こんな怖いの、夜は観られません。
ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- メディア: DVD