「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
前作にひきつづき、
「昔は良かったな」と昭和30年頃(?)を懐かしみたい人たちが観て涙する映画。
一作目をそれほど好きではないのに、続編をテレビでやってくれたので録画して観た。
だってー、やっぱり気になるじゃん?
ブンガクと小雪のその後とかさ~。
小雪はどうしてるのかとかさ~。
そういうわけで見始めた訳なんだけど、
私は今回の方が好きですね。
こう、あったかさとか、いい人たちだなとか、
そういうところ(=この映画のキモ)が、素直に受け取れる気がします。
良い意味で、予定調和的なものの安心感というものを感じました。
ところで。
鈴木オートの家にはお風呂がないので、銭湯に行くわけですが、
その時、親戚からあずかってる女の子が、
「そんな知らない人といっしょに入るお風呂になんか、ぜーーったい行きません!」
ってがんばるシーンがあるんですね。
ここで脳裏に良く知った人の顔が・・・・。
実家の母は父と結婚するときに、同じせりふを言ったらしい。
結婚したら入る予定の社宅は風呂無しの長屋造りで、
ずっと内風呂で育ってきた母は、どうしてもいやだと言い張ったそうだ。
そうしたら。
父は台所に、買ってきた風呂桶を据え付けて、
内風呂をムリヤリ自作したのだそうだ。やるなあ、父。
(洗い場とかどうしたんだろう?今度聞いてみよう)
以下ネタバレあり
ブンガクが一念発起して書いた小説は、
とても美しく、人のこころを打つ物語だった。
ヒロミ(小雪)は自分がモデルになって描かれた小説であることに
すぐに気づき、作品の美しさと自分に対する想いに動かされて
ブンガクの元に帰ってくる。
そこらへんのシーンを見ながら、
そうだよね~、そりゃー戻ってこなくっちゃー、なんて応援してたわけなんだけど、
作品のモデルとして使ってもらえるって、いいよね~、
ぜったい嬉しいだろうなー。なんて思いつつ、
ちょっと妄想してみた。
さて自分がそんな作品のモデルに使われたとして、
美しくて泣ける物語のヒロインになっていたとしたら・・・・・
・・・アカン。
あまりのイメージダウンにがっかりされそう。
絶対に悟られてはならじ。
存在自体が作品に対する冒涜だ。
小雪みたいな美人だったらいいけどねえ。