ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

父の快気祝い

きのう、実家に父の快気祝いに行ってきた。

先月おいっこの誕生日もあったので、おいっこの誕生祝いも兼ねている。

いちおう主役は父なのだが、どうみてもその場の主役は2才の甥っ子である。

父は今年の正月にだいぶまずいことになっていた。

ひどい嘔吐がとまらず、さらにおなかが異様にふくれてきて、

あわてて病院で診てもらったところ胆石だと診断されて即入院。

おなかが膨らんでいるのはイレウス(腸のマヒ)が起きている

せいらしく、患部が化膿していて腹水もたまっているらしい。

一刻も早く切りたいところだが、

腹水がたまっているから切れないと説明され、

抗生物質を投与して様子を見ることに。

(ここで母はもうだめかと思ったらしい)

幸い抗生物質が効いて炎症が治まってきて、

さあ切ろうかと検査を進めたところ、

今度は狭心症が進んでいて心臓がもたないから切れないという。

先に心臓の方を治療して、それからにしましょうということに。

詰まりかけた血管を迂回するようにバイパスを造るのと、

カテーテルを入れてトンネルを広げる工事をするのと、どっちにしますかと

問われてトンネル工事を選んだけれどもうまくいかず、

専門病院に移って、心臓バイパス手術を受けることに。

バイパス手術を2月に受けて、

その傷がおちついてから、今度は胆石。

胆石を取り出すまではずっと、胆石が暴れ出さないように

かなり制限の強い食事内容で、入院中、病院に通うのも、

自宅に帰ってきてから制限食をつくるにしても、

本当に母はよくがんばったと思う。

もちろん、あれほど血に弱くて、ちょっと怪我しても青くなる父が

大手術だなんてよくがんばったと思う。

ちなみに私たち家族が札幌からこっちに転勤になったのは、

バイパスと胆石の間くらいの時期だった。

父は私のアドバイスにしたがって、

食事制限中に、「食べたいものリスト」を作っていたらしい。

もちろん、治ったら、順番に食べていくのだ。

昨日のおぜんには、

「えっ、それ大丈夫なの?そんなものもオッケーなの?」

と聞いてしまうようなものが複数ならび、

父は平気な顔をして食べていた。

2番目の主役のためのケーキは父が買ってきた。

父はバイパス手術が決まった時に、

分解修理になっちゃったよ、と言っていたが、

ここまでしっかり直してくれるとは。

医学の進歩って、すばらしい。

担当してくれたお医者さんと病院のみなさん本当にありがとう。

・・・・・・・と書いてきて、

今頃になって気付いた。

手術で取り出した石を見せてもらうのを忘れてた!