ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「再会の街で」

深く深く傷ついたことのある人。 深く傷ついた友達をサポートしたいけれども、その難しさにとまどっている人。 傷をまだ誰にも話せないでいる人。 少し話そうとしたけれど、安易に励まされるだけで結局わかってもらえなかったことがある人。 そんな人にすすめたい。 学生時代にルームメイトだった2人が街で偶然出会う。 しかし、あまりにも様子がおかしい。 友人は家族を一度に亡くした悲しみで心が壊れてしまっていた。 殻に閉じこもる友人を、なんとか社会復帰させたいのだが・・・・・ という映画。 私は壊れるほど悲しい思いをしたことはないけれど、 ボロボロ泣いてしまった。
みんなそれぞれ人生で恵まれた部分と欠けている部分って違うもので、 案外、自分が恵まれている部分については鈍感だったりして。 自分が欲しいと思っているものを持っている人は、それだけでうらやましかったり。 ・・・チャーリーの音楽部屋がむっちゃうらやましいんだけど。(笑) いやそんなことじゃなくて(羨ましいのはホントだけど)、 私も恵まれた部分と欠けてる部分のギャップが激しいから、 分からないで無神経に傷つける事もあるんだろうと思ったり。 チャーリーには音楽部屋だけじゃなくてゲーム部屋もお金も、サポートしてくれる人たちだっている。 でも彼は悲しみのどん底に沈んだまま浮かんでこない・・・。 どうしたらいいんでしょうね。 管理人と、かつては家族ぐるみで付き合ってきた管財人は、 これ以上傷つかないように彼をガードしてきた。 精神科医への拒絶ぶりをみると、これまで何度も精神科医に見せようとして 失敗したのも推測できる。 うーん。 友達を支えたいんだけど仕事や家庭に影響が出ちゃうところを ちゃんと書いてくれてるところに共感。 なんか結局、救えるのは美女の登場のようですが。 オープニングの曲が良かった。 あと超個人的に、中古レコード店のシーンで、ビリージョエルの「COLD SPRING HARBOR」というアルバムが出てきたのがうれしかった。ビリージョエルのアルバムで一番好きなアルバムだから。うお、って感じ。