「トリスタンとイゾルデ」
オペラにもなってる超有名なお話で、かつて友人知人からは知ってて当然という対応をされていたのだが、実は「媚薬が出てくる恋愛モノ」くらいの知識しかないとは言い出せないままであった。
そのまま長い年月が経った。つい最近になってそのお話が映画になっていることを知り、これは一度見てお勉強しておかなくては、と思ってさっそく予約リストに入れたわけである。
ロミオとジュリエットの元になってる禁じられた純愛ラブストーリーっていうふれこみで、
とりあえず話の筋を追ってみよう、くらいの気持ちだったんだけど、
本格歴史物というか、イギリスの古い歴史もちゃんと解説してくれるし、
戦闘シーンが見応えあるし、海辺や森の風景が美しくて、
衣装や道具や建物がすごくちゃんとしてる感じがして、
そういう周りの部分が大変によかった。
ロードオブザリングの画面が好きな人はきっとこれも好き。
ただ、肝心の恋愛部分はねえ・・・・。
途中まではいいんだけど、なんというか途中からはいかにも軽率な感じがして、
これで悲劇とか言われても自業自得っちゅうかなんというか。
もっと濃いお話なのかと思ってた。
やむにやまれず、って感じが薄いからそう思っちゃうのかな。
女優さんがいまいちな気が・・・・かわいいんだけど・・・・・。
若気の至りって言うほど若く見えないし。
トリスタンの方はあんまり好きな顔立ちじゃないけど(伊藤英明に似てる)、
殺陣のシーンと眉間のしわと髪の毛が良かった。
マーク王いい人だ。
そういや媚薬が出てこなかったな。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD