ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「主人公は僕だった」

題名にひかれて観た。 ちなみに原題は「Stranger than Fiction」。 ある日突然、自分の行動や考えた事を語る声が聞こえはじめる。 その声はある作家の声で、自分の運命はその作家の創作の通りになることが判明。 しかもその作家は主人公が死んでしまう作品しか書かないという。 うーん、アイデアとかストーリーそのものはたぶん悪くないんだろうけど。 私には全くコメディとは思えなかったし、 ハートウォーミングなお話っていうのも、そういう結末にしようとしたのはわかるけど ちょっと力任せな感じがしてしまって素直に受け取れなかった。 パン屋さんは魅力的だし、女流悲劇作家を演じる役者さんは大好きなので あまり悪く言いたくないんだけど、・・・・なんだか不快になるのはナゼだ?
自分だけに聞こえる声を全肯定するこの作品。 リアルで幻聴に悩む人がみたらどうするんだろう。 どう受け止めて、自分の中で処理するんだろう・・・・。 毎日がこの作品の前半状態なわけでしょう? 笑えない。