「バタフライ・エフェクト」
これを見ないのは一生の損。
おそらく私は今年みた映画のNo.1に挙げることになると思います。
何度も見返すような映画ではないと思うし、とてもシリアスだけど。
若いうちに観ても面白いだろうけど、むしろ30過ぎてからのほうがお薦めだと思います。
年末に放映された時に、kenさんがおすすめしてたなーと思って録画しておきながら、
なんとなく見る気にならなくて後回しにしていたものを、
ふと、これだな、という気がして見たわけですが・・・。
やはり映画には出会うべき時というのがあるのだと実感した次第。
やっぱり私のうしろには「教えてくれる誰か」がいるのかなーなどとスピリチュアル系なことをふと思ったりして。
「バタフライ・エフェクト」というのは、小さな事が後々に予測不可能な大きな影響を及ぼす、
というカオス理論の言葉なんだそうだ。
あのときこうしていれば、という思いから過去に戻って修正を試みるという点では
「ハレルヤ~チャンス!」(山P主演のTVドラマ・「プロポーズ大作戦」より出典)を思い出したが、
バタフライ・エフェクトでは、現在にとんでもない変化が待っているわけで・・・・。
過去に戻ってやり直したいことがあったとして、
やりなおすことで全てがOKになるわけではないということを
・・・たぶんみんな分かってると思うけどそれでも時々は考えるじゃない?あのときこうしていたら違う結果が待っていたんじゃないか、もうちょっとうまくやれてこんな後悔はしないんじゃないか、自分の軽率な行動で誰かを傷つけたりしなくて済んだんじゃないか。だけど大抵考えるのはそこまででそれ以上の周囲や関係者の影響をつきつめてシミュレーションして考えることなどあまりない。
そして大切な人の幸せのために自分は何ができるのか。
主人公の最後の決断と結果とラストシーンに、嗚咽が漏れるほど泣いてしまった。
泣きすぎて頭がジンジンする。
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