ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「キルトに綴る愛」

ずうーっと前、雑誌の映画評に載っていた記事を、
いつか見たいと思って切り抜いてとってあったのです。
ツタヤディスカスの予約リストに置いていたら、
なんとテレビ放送があるじゃないですか。
ラッキー☆早速録画しました。

主人公は結婚を控えて心がゆれる若い女性。
祖母の家に滞在する彼女のために、祖母とその仲間たちがウエディングキルトを作っている。
そして彼女に祖母たちは、それぞれの人生を語っていく・・・・といったお話。
ただのおばさん・おばあさんたちにも、
それぞれの愛の過去があるんですねえ。

主人公の水着がすっごくかわいい!
家具や調度品もステキ。
本当はこういう家具が欲しいのよー。
でもウチは転勤族だから買えないのよー。

結婚したら自由がなくなっちゃうんじゃないかとか、
早く赤ちゃんを産めみたいな話はやめてほしいとか、
さらには本当にこの相手でいいんだろうか、とか。
すごく分かる。
自分も同じように思ったっけ・・・なんてことを思い出した。

キルトに綴る愛

キルトに綴る愛


結婚するとき、全国転勤があるのも覚悟してたんだけど
よもやこんなに頻繁だとは予想外だったなあ。
予想外といえば、一番予想外なのは
私が体を壊しちゃったことだ。いやはや。
あんまり外にばかり出るから、
神様がムリヤリ足止めしたのかも?

話を映画に戻そう。

陶器の人形がいっぱいあるー、いいなー、って思ってみてたら、
バンバン割り始めちゃってビックリ。
しかもその破片を、壁に塗り込め始めちゃった。
色とりどりの破片が部屋中の壁に塗り込められた部屋・・・・。
怖いですね~。
呪いの壁ってかんじですね~。
女の情念って恐ろしいですね~。

その情念のカタマリを、最後の方で壊すシーンがあって、
(そうだよ。あんなもんが家の中にあったら運気が悪くなるよ)
って思った。時がわだかまりを溶いてくれたのかな。

最後に出来上がるキルトが素晴らしい。
すごい大作です。
「大切なのは調和」
なんだそうな。

いい映画でした。
人生いろいろよね。