ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「ALWAYS三丁目の夕日」

考えてみたら昭和って長いんですね。
私の知ってる昭和よりも10~20年ほど前の昭和みたいです。
うちはもう冷蔵庫もテレビも洗濯機もあったから。

画面を見ながら、「あー、あれと同じの持ってた~。」
なんて思いながら観るのが楽しい映画。
40~50代の人たちは、懐かしいねえ、なんて言いながら
友達や夫婦で観るときっとすごく楽しいと思います。
後半ではホロリとさせられますし。

ALWAYS 三丁目の夕日 通常版

ALWAYS 三丁目の夕日 通常版

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2006/06/09
  • メディア: DVD



さて。この先はこの作品のファンの方は読まない方がよいです。

後半は泣かせますけど・・・前半は退屈で不愉快なことが多くて。
面白いと思う人も多いんでしょうけど。
それから、今、昭和30年代のものは古びて錆びたり色あせしたりしてるけど、
作られた当時は新品だったはず。
鈴木オートの看板がどうしてあんなに年代物になってるの?
お父ちゃんががんばって起こしたお店なんでしょう?

それに鈴木オートのおうちは男の子一人っ子だけど、
あの時代に一人っ子だとすごく特別視されて、
一人っ子だからどうこう、早くもう一人、って
プレッシャーがかかると思うんだけど、
行方不明になって探している時でさえそこに触れないのはとても不自然。

結局は作られた虚構の世界なわけで、
ストーリーに必要ないことや夢を壊すような事は描かれてないわけで、
それをみて「あの頃は良かった」っていうのは何だかなって思う。

小物やセットやCGにすごく手間とお金をかけてるんだろうなーって思うんだけど、
ひょっとして、そのままベトナムあたりにもっていって現代ドラマとしてやったら
お金もかけずに自然に同じテーマでできるんじゃ?
人情とか、戦後の復興とか。

私は「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の方が何倍も好き。